ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
2015年1月22日放送の「ビーバップ! ハイヒール」より、「敏腕精神科医が斬る! 今ニッポンを蝕む 心の病」


続きです。



<本当に発達障害?>


本当に発達障害?


ケース(3)

主婦のCさん。息子が幼稚園の頃から落ち着きがなく、授業中も急に騒ぎ出して、周りに迷惑をかけ、困っているのだという。Cさんは、「多動性障害」を疑っています。


多動性障害(ADHD)は、発達障害の1つ。落ち着きがなく、注意散漫で、衝動的な行動を起こすのが特徴。児童の5~6%が該当すると言われている。

その原因の8割は、遺伝的な要因によるもの。生まれつきの要因が強い脳の障害だと、考えられています。


あるクリニックでは、こんな調査結果が。多動性障害と診断された77人の内、72人が母親との愛着が不安定だった。親子関係が元で、多動性障害に似た症状を見せる子どもが、増えている。

親が一方的に自分の考えばかりを述べ、説教すると、子どもは親からの共感を感じられず、騒いだり反抗したりと、強がってしまう。

授業中に騒いでいるのは、SOSのサイン。一方的に怒るだけではなく、まずは、どうしてそういうことをしているのか、子どもの言葉に耳を傾け、気持ちを聞いてあげるのも、大事なこと。


ADHDかもしれないし、そうでないかもしれない。

診断は、専門家にゆだねましょう。

そして、必要な治療や、適切なサポートを受ければいい。




 → 「子どもが育つ魔法の言葉の目次」





親子関係に悩みがあるのは決して悪い事ばかりではないと、岡田先生は言います。

夏目漱石、太宰治、川端康成、中原中也、

オバマ大統領、クリントン大統領、

岡本太郎、宮崎駿。

親子関係の悩みを原動力に、成功をつかんだと思える人も、たくさんいる。

(本人からすれば、異論があるかもしれませんが)





<薬物依存からの回復>


薬物依存からの回復


ケース(4)

16歳の少女 Dさんが、薬物の使用で逮捕された。父は一流企業に勤め、母は栄養士の資格を持っていて、外からは、何不自由なく育っているように見えた。そんな少女が、なぜ?


Dさんは小さい頃から、じっとしているより体を動かすことが好きな、少しお転婆な女の子だったという。しかし、母親から見れば、危なっかしく見えた。なので、度々、注意してしまうのでした。

新しいもの好きで好奇心旺盛な様子は、「新奇性探求」と呼ばれ、生まれ持った気質的な要素が強い。本来は長所なのですが、生真面目で潔癖な母親ほど、こうしたタイプの子どもを、感情的に叱ってしまう。

遊んでいる時も、勉強を見てもらっている時も、母親の口から出るのはお小言。Dさんは、否定され続けることに反発を感じながらも、小学生までは母親の言う通りにしていました。

けれど、中学に入った頃から、表立って反抗するようになった。また、教師や他の生徒とも、いさかいが目立つようになったという。

そして、中学2年生の秋、学校に行かなくなりました。恥ずかしくて近所に顔向けできないと、母親はDさんを責めました。反発すると、思い通りにならない娘に対し、感情を爆発させた。平手で叩くことも、あったという。

やがて、Dさんは家を出ました。「自分を守ってくれる存在は、どこにもいない」。風俗店で働き始め、ドラッグに溺れるように…。

そして1年後、逮捕された。

面会に来た母親は、Dさんを一方的に責め、説教するばかり。母親には、娘が犯罪を犯したという結果しか見えてなかったのです。それは母親にとって、一生懸命育ててきた自分への裏切りでしかなかった。




母と娘の対決


精神科医との面談が始り、やがてDさんは、母親について話すようになりました。

「いつも、嫌なことばっかり言うし、褒めてもらった記憶はひとつもない」「粗探しばかりで、否定されてばかり」


[親との関係を新たにする方法(1)]

まず、溜まっていたネガティブな感情を、出し尽くす。



何日も何日も、何回も何回も、話を聞く。

あるいは、話せるようになるまで、待つ。

いわば、目詰まりを解消する作業。

目詰まりなので、最初は「濃いもの」や「おどろおどろしいもの」が出るかもしれない。

でも、それは当然で、パイプの詰りと同様。最初は「ごっついもの」が出てくるかもしれないが、流れるようになれば、落ち着いてくる。



不満を吐きつくす段階になると、変化が訪れます。

母親に褒めてもらったことなど、よかった思い出も話すようになる。

「お母さんを、ガッカリさせるばかりだった」
「本当は、喜ばせたかった」
「だって、好きだったから」

あれだけ否定的してきた母親のよかったところを、ポツリポツリと話すように。


[親との関係を新たにする方法(2)]

怒りが許しに変わる。





<相手の問題>

もう一度やり直そう。お母さんを赦そう。Dさんは、変わろうとしていました。

しかし、母親の方は相変わらずで、面会に来ても、嫌ごとばかり。頑として、態度を変えません。


自然な状態である限り、やがて傷は癒えます。

けれど、度々傷つけられると、傷が癒える時間が無くなる。

回復する前に、またダメージを負わされてしまうのです。


薬物療法に限界があるのも、このため。

ストレス源が改善されない限り、負荷は溜まる一方なのです。

傷によい薬をつけても、傷つけることを止めなければ、癒えにくい。


問題行動を起こす人だけが、問題なのではありません。

その人はその人で、影響を受けているのです。

問題行動は、「言葉にできない叫び」の表現、といった側面もある。



Dさんは病室で、母親への手紙をつづりました。さみしかった気持ちなどを、文章で ぶつけた。


そしてある日のこと、母親から返事が。そこには、こう書かれていたという。

「あなたのために厳しく接してきたつもりが、そんなにもあなたを傷つけていたなんて…」

「気づいてあげられなくて、本当に ごめんなさい。」

紆余曲折ありながら、やっと、自分の過ちに気づくことができた。


[親との関係を新たにする方法(3)]

過去との和解。




こうして、Dさんは母親と話せるようになって、関係を改善させてゆき、薬物依存も治まっていったという。

Dさんのように芯がしっかりした子は、悪い方向に行き出すと、徹底的に悪いことをやってしまう。

けれど、いったん方向が正されると、立ち直りも早いらしい。

とはいえ、本人も変わり、相手も変わるには、相当な時間が必要になることもしばしば。

時には、何年もかかることも。





子どもが自立できる教育 (小学館文庫)





番組の後半では、各パーソナリティの特徴が紹介されました。


<依存性パーソナリティ>

・人に嫌われることを、極端に怖れている。
・八方美人。
・恋愛の傾向は、頼りがいがあるのに弱さもある人に、燃え上がる。


<強迫性パーソナリティ>

・融通が利かず、規則や計画をその通り実行しようとする。
・義理や筋を重視する。
・「したい」という気持ちより、「すべきだ」という義務感から、行動する。


<境界性パーソナリティ>

・人に媚び、関心を惹きつけることで、自分を支えてきた。
・サービス精神旺盛で、一見 明るいが、ちょっとしたことで傷つく。


<演技性パーソナリティ>

・オーバーアクション気味。
・ウソがうまく、本当のようなウソを、さりげなくつく。
・ちょっと冷たいぐらいの反応に、グッとくる。
・親の性的な部分を見せられて育った。


<自己愛性パーソナリティ>

・傲慢で、他人を見下したような態度を取りがち。
・共感性が乏しく、利用価値がないと思うと、冷酷に切り捨てる。
・レベルが高く、征服欲を満たしてくれる女性が好き。





パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)





 → 「毒になる親」




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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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