ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第5章 人を愛し、人から愛される能力

(P169)共生的関係の見分け方



同じ世界で共に生きている者しか認めないのが、共生的関係。抜けるのは裏切り行為であり、許されません。

それが共生的関係かのか、それとも親密な関係なのか、それは次のことで分かるのだという。


もし心の底に無力感があり、生きることに脅えていれば、それは共生的関係である。



そういう人は普通にしておられず、すぐに虚勢を張ってしまうのだという。かと思うと、すぐに弱気になって、失望感にとらわれてしまう。


健全な人は、ニュートラルな――何もしていない――状態の自分を認めています。けれど、共生的関係にある人は、そうではない。「その世界で共に生きるから」認められているのであって、条件付きなのです。理由がないと認められず、愛されることもない。

だから、普通にしておれない。ニュートラルな状態では、落ち着けません。ありのままの自分を、認められていないのだから。


共生的関係には独特な雰囲気があって、何となく他人が入り込めないような空気があるのだという。家族、学校での友達関係、社内での関係、そういうところでも、入り込めないような雰囲気があれば、それは共生的関係の表れなのかもしれません。(内と外を明確に分けようという空気がある)

そういう関係の中では、外にいる人と距離を置いたり、場合によっては拒絶することで、忠誠を示しています。それを確かめ合い、安心している部分があるようです。なので、排他的。一見、愛想がよさそうでも、内輪の境界が強固です。


人付き合いに問題のない人は、好きな人の嫌いな部分を受け入れることができる。「その人は好きである」「でも、この部分は好きではない」と、分けることが可能です。

けれど、共生的関係では、これがないのだという。全部好きか、全部嫌いかの、二者択一。親しかったのが一転、1つのことで嫌いになったり、憎むようになることさえある。

それはまるで、宗教的集団での異端者。抜けようとすると、たいへんな事態になってしまいます。

もっと身近な例だと、「わたしが嫌いなあの人と親しくするなら、わたしはあなたを嫌いになる」とか「あの子と口をきくなら、絶交する」といったもの。

共生的関係では、何らかの条件で相手を縛り、外に出ることを許しません。仲がよさそうに見えても、枠からちょっと出ようとするだけで、鬼の形相になる。


前に書いたように、人を好きになるとか、愛するとか、そこには理由や条件がありません。けれど、それに強いこだわりを持つ人もいる。

例えば、犬を好きになるかどうかは、相性なのでしょう。血統書付きの犬であれ、雑種であれ、ウマが合えば、好きになる。あるいは、たまたま好きになったのがある犬種だったとか。

好き嫌いって、理屈じゃないですよね。

でも、血統書付きの犬しか愛せない人がいる。それ以外は、認められません。

これが、犬を愛せていない状態。犬を愛しているのではなく、血統書付きの犬、あるいは、血統書を愛している。

そして、人間との関係においても、こういうことがあるようです。





自分に気づく心理学




愛すること、生きること 全訳『愛と心理療法』







<<「第40回 親密になれない理由、共生的関係」「第42回 真実の愛とは?」>>


 → 「自分に気づく心理学の目次 前半 第1章~第3章」




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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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