ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
加藤諦三 著「自分に気づく心理学」(PHP)より。



第5章 人を愛し、人から愛される能力

(P157)他者に本当の自分を知られることを恐れるな



今までのことを振り返ると、「人付き合いがうまくいかない」「人と親しくなれない」「友達と呼べる人がいない」、そういう時には、以下のような傾向があるようです。

 ・自分を隠してしまう。
 ・本当の自分を知られることを怖れる。

 ・自信がない。
 ・自分に失望している。


自分に自信がなく、隠そうとする。あるいは、明確な理由は分からないけれど、自分を隠す癖がついてしまっている。この根底には、「人に嫌われたくない」という心理があるようです。

けれど、加藤諦三さんは、「そうすることで嫌われることが多い」と言っておられる。



小さい子や、その無邪気さというのは、実は、そこから学ぶことが多いのかもしれません。

すべての子がというわけではないけれど、小さい子というのは比較的容易に、友達になることができるのではないでしょうか(もちろん、そうでない子もいるけれど)。今は苦手な人も、小さい頃はそうでもなかったという人は、少なくないようです。

小さい子は基本、自分を隠しません。無邪気に「あれ何?」と聞いたり、「これ好き」「これ嫌い」と言ったりする。

子どもの無邪気さは時にトラブルも生みますけど、そこでコミュニケーションが生じているともいえる。感情を表し、互いを知る。それが続くことで、信頼だって生まれる。

自分を隠すというのは、この逆ですね。



本当の自分に自信がないから、隠す。なので、好かれるように、「ふり」をする。自信のあるふり、問題ないふり、強いふり。あるいは、フツーのふり。

この「ふり」がうまくいくこともあります。相手や周囲にそう思わせることに成功することがある。けれど、これが更なる問題を生むことも。

それは、本来の自分から遠ざかることを意味する。なので、本当の自分とは何なのか? 自分は何者なのか? 分からなくなります。アイデンティティが崩壊してしまう。

仮面(ペルソナ)をつけ、それを強く印象付けることには成功するけど、仮面がとれなくなり、本来の自分を失ってしまうのです。


人が人を好きになる時、その人の欠点も含めて、好きになる。でも、自分を嫌いな人は、これが呑み込めないようです。欠点があると嫌われてしまう、見捨てられてしまうと、極端に恐れる。そういう決めつけが、あるようですね。

こういう人は、同時に、「○○な自分であれば大丈夫」「○○な自分なら好かれる」と決め込む傾向があるようです。けれど、相手は思うような反応を見せてくれません。


ある人は、常に強くあろうとする。「強い自分であれば大丈夫」「強い自分なら好かれる」と信じる。

強さに「こだわり」があるというのは、それを「気にしている」ということ。ある人は、自分の弱さや、過去自分が弱かったことを、気にしているのかもしれません。あるいは、弱かったことで生じたつらい経験を、引きずっているかもしれない。また、強くなくてはダメだと何度も教えられたことが、ずっと残っているなんてことも、あるかもしれない。

ここで問題になるのは、「気にしているのは本人だ」ということ。けれど、人間には「投影」というメカニズムがあるので、これを相手に投影し、相手も気にするのだと思い込んでしまいます。もっというと、自分の気持ちには気づけず、相手がそう思っていると信じてしまう。

この人は、いつも強くあろうとする。強くあれば大丈夫、相手にも好かれると、信じる。けれど、それは自分の気持ちであって、相手の気持ちではないので、相手は思うような反応を見せてくれません。

こういうすれ違いが、あるんですね。




自信がない人は嫌われないようにと、自分を隠す。

けれど、それがかえって、人付き合いを難しくしている。

本当の自分を極端に隠すから、信用や信頼が生まれない。


憤る時、「何を考えているのか分からない!」と言う時があります。

確かに、何を考えているのか分からない相手を信用するのは、難しいのかもしれませんね。

(かといって、何でもさらけ出すのは裸になるのも同じなので、バランスが難しい気もしますけれど…)

(要は、間合いかな?)




人は、「○○すれば大丈夫」「○○なら嫌われない」「○○すれば好かれる」と、信条を持つ場合があります。

けれど、それは自分が思うことなのか? 相手が思うことなのか? それを忘れると、独りよがりになることも。

望んでないことをされても、相手はポカンとするばかり。また、あまりに長く続いたり、恩着せがましいと、嫌がられるかもしれません。

相手のニーズをあまりに無視すると、だいたい嫌われてしまう。





自分に気づく心理学



嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え







<<「第37回 自信のある人とは?」「第39回 好かれるということ」>>


 → 「自分に気づく心理学の目次 前半 第1章~第3章」




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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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