ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
特命戦隊ゴーバスターズ、第39話「Mission39 必殺! メサイアの拳」

カラテロイド&カラテゾード 登場!

<メサイアの力なんかより、夢の方が強いんだよ!>



今週は、リュウジ 対 少年?

それも、空手使いか?

どういうことなの?



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空手着(からてぎ)を着た男の子の前に、強そうな、これまた空手着を着(き)た大人たちが並(なら)んでいます。

というか、取(と)り囲(かこ)んでいる?

そのうちのひとりが、男の子に言った。

「ケンタ、オレたちに勝てるって言ったのか?」


男の子、沢井ケンタ(橋本仰未)は、少々 気圧(けお)されながらも答(こた)えました。

「うっ、うん…」


道場(どうじょう)は、何か不穏(ふおん)な雰囲気(ふんいき)に。

だいじょうぶか?



司令室(しれいしつ)では、森下(高橋直人)が、メサイアカードの目撃情報(もくげきじょうほう)に目を通していました。

メディアに協力(きょうりょく)してもらい、情報を集めたらしい。

<風見公園のトイレの中で、それらしいカードを見かけました>

<近所のトレーディングカード屋で、子供が使用してました(笑)>

そんな情報の中で、気(き)になる書(か)き込(こ)みがあった。

<黒くて赤い3本線の入ったメサイアカードを錬武(れんぶ)地区の家近くで見つけました。管理局(かんりきょく)のポスターに載(の)っていたカードによく似(に)ていました>

10歳の男の子からの連絡ですが、何本線のカードが残っているかは公表(こうひょう)してないはず。

これは信憑性(しんぴょうせい)があるかもしれないということで、ヒロム(鈴木勝大)たちは情報先である錬武地区R-042に向かった。



さっきの男の子に、大人たちが襲(おそ)いかかっていきます。

が、これを男の子、ケンタが返(かえ)り討(う)ちにしました。

腹(はら)にパンチを叩(たた)き込(こ)み、あっという間に、ふたりの大人を倒(たお)した。

横から繰(く)り出された かかと落としを避(よ)け、腹を蹴(け)って、相手がうずくまったところに、手刀(しゅとう)を振(ふ)り下ろす。

これは、強い。

「アチャ~ッ」と、カンフーポーズも決まります。

これは、カラテキッド? ベストキッド? ナショナルキッド?


そこに後ろから、大人がふたり襲いかかってきた。

気づいたケンタは、後ろ回し蹴りで、それを叩き落としました。

まるで、竜巻旋風脚(たつまきせんぷうきゃく)だ。


次々に襲いかかる大人たちを、ケンタは倒してゆく。

横蹴(よこげ)り、正拳突(せいけんづ)きの連打、バックブローまで見せたぞ。

「アチャ~ッ!」


空手ボーイ


が、気になることが。

ケンタがはめている赤いグローブが、怪(あや)しく光ったのです。



ビルの屋上(おくじょう)では、エンター(陳内将)がメサイアの反応(はんのう)をキャッチしていた。

「さすがは、我(わ)がマジェスティ。また、違(ちが)った動きを見せていただけるようですね。トレビアン♪」と、笑っています。



エネトロンの反応(はんのう)がないということは、まだカードはメタロイドになっていないということ。

その状態(じょうたい)で見つけられたら、理想的(りそうてき)です。


ケンタは、ノビた大人たちを介抱(かいほう)していました。

「だいじょうぶかな? やりすぎた…」と、反省(はんせい)している。

にしても、すごい強さだ。


足音(あしおと)に気づいたケンタは、こっそり様子(ようす)をうかがいました。

と、そこには、リュウジ(馬場良馬)たちがいた。

「ゴーバスターズ…。来ちゃったんだ」

「どうしよう」


ケンタは、あわてて隠(かく)れました。


道場に入って来たリュウジとヨーコ(小宮有紗)は、目を丸(まる)くした。

たくさんの空手着姿(からてぎすがた)の男たちが、気を失(うしな)っているのです。

声(こえ)をかけても、返事(へんじ)をしない。

これはもしかして、メタロイドの仕業(しわざ)?


その時、物音(ものおと)が。

リュウジとヨーコは、イチガンバスターをかまえた。


「誰かいるのか?」

リュウジが声をかけて、ヨーコが部屋(へや)のドアを開(あ)ける。


!!


いきなり、少年が殴(なぐ)りかかって来ました。

ケンタです。


とっさにヨーコは避け、床(ゆか)で反転(はんてん)。


リュウジは、逃(に)げようとするケンタのリュックをつかんだ。

「待(ま)って!」

「きみ、カードの連絡くれた子?」



でも、ケンタはリュウジの手を振りほどき、逃げてしまった。

ヨーコはそれを追います。


リュウジはモーフィンブレスで、ヒロムに連絡する。

と、リュウジはケンタのリュックの中に、なつかしい本を見つけました。

(といっても、コロコロコミックでも、テレビマガジンでも、てれびくんでもない)


自転車に乗って逃げようとする、ケンタ。

そこに、ヨーコが降(お)り立ちました。

ただし、捕(つか)まえようとしているのではありません。

むしろ、保護(ほご)しようとしている。

ヨーコはしゃがんで目線(めせん)を同じ高さにし、声をかけました。

「怖(こわ)がらないで。わたしたち、特命部(とくめいぶ)だから、だいじょうぶ」


やや遅(おく)れて、リュウジも駆(か)けつけました。

「沢井ケンタくんだよね?」

「ああ、ゴメン。リュックの中、確認(かくにん)させてもらった」

「あの道場で、何があったのかな?」


(パーソナリティは、道上洋三だよね?)


カード見たんだよね? とヨーコが聞きましたが、ケンタは首を振ります。


と、そこに思わぬ者が現(あらわ)れた。

「サバサバサバ、ゴーバスターズ♪」

エンターでした。

バトルモードで、剣(けん)を手にしています。

「あなた方(がた)のほうが早(はや)いとは、意外(いがい)ですね」

そう言うとエンターは、パチンと指(ゆび)を鳴(な)らしました。


すると、バグラーの軍団(ぐんだん)が出てきた。


すぐさま、リュウジとヨーコが応戦(おうせん)します。

バグラーの群(む)れの中に突(つ)っ込(こ)んで、リュウジはパンチ。

ヨーコは、きれいなハイキックを決めた。

横腹蹴って、そのまま頭蹴るとか、チョーカッコイイ。


ふたりはモーフィンブレスをかまえ、変身。

<イッツ・モーフィンタイム!>

「レッツ・モーフィン!」


急なことに、ケンタは驚(おどろ)いています。


次々とバグラーを倒してゆく、ブルーバスターとイエローバスター。

そうしながら、ブルーバスターは叫(さけ)んだ。

「ケンタくん、逃げるんだ!」


ケンタは、自転車を走(はし)らせました。


が、その前に、エンターが立ちふさがった。

ニヤリと笑う、エンター。

動けない、ケンタ。

その時、エンターは意外な動きをしました。

「我がマジェスティ、メサイア」

そう言いながら胸に手を当て、頭を下げたのです。


ゆっくりとケンタに歩(あゆ)み寄(よ)る、エンター。

その足元(あしもと)に、銃弾(じゅうだん)が。


レッドバスターが、駆けつけたのでした。

ソウガンブレードで、エンターに斬(き)りかかります。


レッドバスターとエンターが戦っているスキに、ケンタは自転車を反転。

その場から逃げました。

それを追う、バグラー。

ブルーバスターも追おうとしましたが、別のバグラーがジャマしにきた。


と、そのバグラーが撃(う)たれて、倒れました。

ニックが援護(えんご)してくれたのです。

タイヤの前輪(ぜんりん)のような、銃(じゅう)を手にしている。


バグラーの攻撃を受けて、ケンタの自転車が転倒(てんとう)しました。

直接(ちょくせつ)当たってはないようですが、このままだと危(あぶ)ない。


転んだケンタの道着を、バグラーがつかんだ。

ブルーバスターが追いかけてきますが、間(ま)に合(あ)うのか?


!!


ブルーバスターは、我が目を疑(うたが)いました。

ケンタが、バグラー3体をあっという間に倒したのです。

腰(こし)の入った正拳突きに、後ろ回し蹴りが決まった。


「ウソ…」

ブルーバスターが呆然(ぼうぜん)としていると、ケンタはリュックを拾(ひろ)い上げ、走って逃げ出した。



イエローバスターが、残(のこ)りのバグラーを倒しました。

レッドと戦っていたエンターも、データ化(か)して消えてしまった。


エンターの狙(ねら)いは、ケンタなのか?

マジェスティと呼(よ)んでいたけど、どういうこと?



走って公園まで逃げたケンタですが、その前にリュウジが飛び出してきた。

できるだけ怖がらせないように、リュウジは聞きます。

「ねえ、もう一度 聞くけど、やっぱり、カード見たんじゃない?」

「だから、ヴァグラスがキミを…」



「見てない」とケンタは首を振りますが、その顔は何か知っていることを物語(ものがた)っています。


と、リュウジのモーフィンブレスが鳴った。

黒木(榊英雄)司令からでした。

GT-02を向かわせたので、子どもを保護しろという命令(めいれい)。


この時、リュウジは、ケンタのリュックの中にあったものについて思い出した。



ノートパソコンの画面(がめん)を見つめる、エンター。

眉(まゆ)をひそめながら、もらしました。

「まだ成長(せいちょう)していない…」

「ダコー。おもしろい」


( D'accord:オーケー )

「もう少し、観察(かんさつ)してみましょうか」

そう言って、ノートパソコンを閉(と)じる。



リュウジたちの前に、トレーラー形態(けいたい)のGT-02が到着。

「リュウジ、おまたせ! ケガ ない?」と、ゴリサキが聞きます。


さっきまで身構(みがま)えていたケンタですが、GT-02を見て目を輝(かがや)かせた。

「すっげー! バスターマシン、本物(ほんもの)だ! カッコイイ!」


「ああ、どうも」と、ゴリサキも照(て)れます。


「メカ、好(す)きなんだね」と、リュウジは声をかけた。

「将来(しょうらい)の夢(ゆめ)は、エンジニアってとこ?」

何で? と不思議(ふしぎ)がるケンタに、リュウジは話しました。

「リュックの中の本、オレも読(よ)んだことあるよ」

「オレもね、エンジニアになるのが夢なんだ」



えっ? と、ケンタは驚きます。

もう、オジサンなのに?

「だって、ゴーバスターズなのに…」


「もちろん、戦いが終わったあとの話」と、リュウジは笑う。

そして、聞きました。

「でも、エンジニアと空手って、変わった組み合わせだね」


ドキッとした顔をしたあと、ケンタは下を向きながら言った。

「空手は…別(べつ)に…」


なにか、ワケありなのか?



ヒロムは、道場に戻(もど)っていました。

意識(いしき)を回復(かいふく)した人たちに、事情(じじょう)を聞きます。

そこで、ケンタが急に強くなったことを知った。

ケンタの父親は、有名な空手家らしい。

ずっと厳(きび)しくされていたのですが、今まではずっと、白帯(しろおび)だった。

それが急に、大人たちを倒すまでに強くなったのだという。

さすがに、これは妙(みょう)です。

メサイアカードが関係(かんけい)しているのかもしれない。


と、ヨーコがあることに気づきました。

道場に置(お)いてあるサポーターは全部白なのに、ケンタくんのしてたのは赤だった。

聞いてみると、ユニホームの代(か)わりにそろえたので、みんな白だという。


「ヨーコ、いいとこ、気がついた!」と、ヒロムが声を上げました。


え? となったヨーコですが、ほめられたので、ふっふ~と笑います。



<だから、本当は空手家じゃなくて、エンジニアになりたいんだ>

ケンタは父親に、そう言ったことがある。

でも、バカモン! と一蹴(いっしゅう)された。

それはおまえの ただの逃げだろう? 自分が弱いからって、理由(りゆう)をつけているだけだ!

父親に、そう叱(しか)られました。

その情(なさ)けない根性(こんじょう)、叩(たた)き直(なお)してやる!

そう言われて、道場でしごかれた。


「なるほどね」と、リュウジ。

「それでエンジニアは、あきらめたんだ」


「あきらめてない」と、ケンタはすぐに首を振りました。

「逃げなんかじゃないって、分からせてやる」


と、また、モーフィンブレスが鳴った。

ヒロムからでした。

「リュウジさん、ケンタくんの拳(けん)サポーターが怪(あや)しいです。調(しら)べてみてください」


リュウジは調べさせてもらおうとしましたが、ケンタはそれを拒否(きょひ)する。

赤い拳サポーターをした両手を、体の後ろに隠(かく)します。


「カード、見つけてたんだね」

リュウジがそう言うと、ケンタは唇(くちびる)をかみしめ、下を向いてしまった。


ケンタは、道場でカードを見つけた。

ポスターで見たことがあったため電話(でんわ)したのですが、その途中(とちゅう)でカードがサポーターと融合し、サポーターは赤くなったのだという。

「お父さんに、空手で勝ちたいんだ!」と、ケンタは言った。

だから、ウソをついたのです。

「そうすれば、エンジニアの夢だって、認(みと)めてもらえる」

リュウジは、そんなのダメだよと言いましたが、ケンタは聞きません。

「終わったら、返すから!」


「ダメだって!」と、リュウジはケンタに近づいた。

「とにかく危険だから、すぐ外(はず)して!」


その手を払(はら)って、ケンタは正拳突きを繰り出した。

リュウジは、2メートルほど吹(ふ)き飛(と)ばされてしまいました。

呼吸(こきゅう)ができず、うずくまります。


空手一直線


「邪魔(じゃま)するな!」

そう言うケンタの声は、メサイアのものになっていました。

ケンタは、走って逃げ出した。


これはケンタの意思(いし)か? それとも、メサイアの意思か?


その様子は、司令室でもモニターされていました。

ケンタがしている拳サポーターは、メサイアのメタロイドなのか?

しかし、森下が調べたところ、エネトロンの消費反応(しょうひはんのう)は出ていないという。

ミホ(西平風香)もチェックしますが、敵(てき)メガゾードの転送反応(てんそうはんのう)もなし。


「おそらく、そこまで成長してないんだ」と、黒木司令は推測(すいそく)します。

「だから、何の反応もない」

「メタロイドになるとしたら、これからだ」



ということは、このままでは、ケンタくんが危ない?

だいじょうぶなのか?





すごい殺陣(たて)を見せてくれた橋本仰未くんですが、極真空手で世界を三連覇したという少年空手家なのです。スゴイ!

そんな彼が、アクションスターを目指し、テレビデビュー。

なので今週の作品は、後々貴重なものとなるかも。


ケンタに倒される役で、JAEの先輩たち、スーツアクターの方々も顔出し出演。

これもまた、貴重だ。

清家さん、迫力あるなあ~。



と、メサイヤの力を得て強くなってしまった少年、ケンタ。

それに対し、リュウジはどうする?

彼を傷つけずに、救い出すことはできるのか?

怪力は使えないぞ。





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スーパー戦隊戦士列伝 赤の伝説



 


街(まち)に現れたケンタですが、どうも様子がおかしい。

拳を天に突き出すと、赤いサポーターから、コードのような、触手(しょくしゅ)のようなものが、伸びていきました。

それが、街の人々に刺(さ)さる。

すると、街の人々の手にも、赤いサポーターが。

メサイアの声で、ケンタが叫ぶ。

「戦え! わたしに、最上(さいじょう)のデータを!」

「戦え! 戦え!」



何と、街の人々が、ケンタに襲いかかってきました。

ケンタはそれを、返(かえ)り討(う)ちにする。

二段蹴り、回し蹴り、人を踏み台にしてのフック。

躊躇(ちゅうちょ)なく蹴り、拳を叩き込んでゆく。


そんな様(さま)を、エンターは眺(なが)めていた。

「人間を戦わせ、強い攻撃本能(こうげきほんのう)のデータを集(あつ)める…」

「マジェスティには、またとない有効(ゆうこう)なデータとなるでしょう」

「トレビアン♪」


すごく満足気(まんぞくげ)です。


そこに、リュウジが駆けつけた。

「ケンタくん、やめるんだ!」と、後ろから抱(かか)え込(こ)みます。


しかし、今のケンタは正気(しょうき)ではありません。

腹を殴られ、蹴られ、吹き飛ばされてしまいました。


そうしている間にも、ケンタは街の人々と死闘(しとう)を繰り広げている。

早く止めなければ。


と、立ちあがったリュウジの前に、エスケイプ(水崎綾女)が立ちふさがりました。

「ブルーバスター、パパには手を出さないで」


さらに、陣(松本寛也)も駆けつけた。

「待った! 愛(いと)しのブルーバスターじゃなくて悪いが…」


と、その前に、ビート・J・スタッグが飛び出す。

「このオレが、相手(あいて)をする!」


「決めのセリフぐらい、言わせろ!」

陣のツッコミが決まったところで、戦闘開始(せんとうかいし)だ。

「いくぞ!」


変身したビートバスターとスタッグバスターが、エスケイプに襲いかかる。


リュウジは、ケンタの方へと向かった。

すでに街の人々が、何人も倒されてしまっている。

何とか止めようとする、リュウジ。

メサイアの力を使うケンタを、止められるのか?


「いくわよ、ゴクにマゴク」

エスケイプは、メタロイド化した。

これぞ、エスケイプ・エボルブ。

ゴクとマゴクを手に、亜空間コンビに突っ込んでゆきます。


ビートバスターにとりつくと、頭を足ではさんで、体を旋回(せんかい)させて、投げ飛ばした。

これは、ヘッドシザーズ・ホイップか?

さらには、ゴクとマゴクで、銃弾の雨(あめ)あられを浴(あ)びせる。

ビート&スタッグは、ダメージを受けた。


!!


回転しながら現れたのは、レッドバスター。

力をソウガンブレードにのせ斬りかかりましたが、エスケイプに避けられました。


そこにイエローバスターも到着し、これで4対1。


「だいじょうぶですか?」

エスケイプを けん制(せい)しつつ、レッドがビート&スタッグに声をかけました。


「オレはいつも、だいじょうぶだ」

そう言って親指を立てるスタッグバスターですが、倒れた姿勢(しせい)のままでは しまりません。


一方、相方のビートバスターは、「オレは素直に言っちゃうよ。助かったよ、ヒロムちゃん」と、肩を叩いた。


エスケイプ・エボルブは、そんな敵を見つめつつ言います。

「4人でようやく、イイモノってところね」


(あなたのイイモノがメタロイド化で隠れてしまい、残念)


「言ってくれるな」

「行くぞ!」


レッドの合図(あいず)で、4人が斬りかかっていった。


エスケイプ・エボルブ


リュウジは、苦戦(くせん)していました。

攻撃する相手に対し、こちらは抑(おさ)え込むしか手がありません。

ケンタを傷つけるわけにはいかない。

殴られながらも、何とか止めようとします。

「ケンタくん、サポーターを!」

上に乗りかかったリュウジですが、頭突(づつ)きを喰(く)らってしまいました。

さらにパンチが飛んできて、蹴りでついに、吹き飛ばされてしまった。


さて、困(こま)りました。

ヘタにサポーターを外そうとすると、ケンタを傷つけてしまう。

いったい、どうすればいいのか?


考えている間にも、ケンタが迫ってきます。

その声は、メサイア。

どこまでメサイアに侵食(しんしょく)されているのだろう?

「おまえのデータを…!」

ケンタが、かまえをとった。

襲いかかってきます。


まずは、飛び蹴り。

続いて、パンチの連打。

リュウジはそれを、十字受(じゅうじう)けで防(ふせ)いだ。

が、下段蹴りで、ヒザをやられます。

顔が下がったところに、裏拳(うらけん)が飛んで来た。

リュウジの顔が、ゆがむ。

さらに続けて、顔にパンチを喰らってしまった。


転がるリュウジに、ケンタが襲いかかる。

後ろ回し蹴り。

それを避けたリュウジの腹に、横蹴りが決まる。

強烈なフックを繰り出したケンタの腕を、リュウジが かいくぐった。

バックを取ろうとしますが、何と、柱(はしら)を駆け上がるようにして、ケンタが回転。

リュウジの手から、抜け出した。

スキができたリュウジの腹に、渾身(こんしん)の正拳突きが決まります。


これでは息ができません。


さらに猛攻(もうこう)は続く。

かろうじて腕でブロックする、リュウジ。


が、実はケンタも苦しんでいた。

<体が勝手(かって)に! どうしよう!>

<オレのせいで…>


ケンタの拳が、リュウジの体に喰いこんでゆく。

でも、リュウジは、あきらめていませんでした。

「ケンタ、絶対(ぜったい)、助(たす)けるから、あきらめるな!」

そう言って、ケンタの右腕をとる。

しかし、ケンタは左腕で、リュウジのレバーを連打します。

「こんなところで、夢を終わらせたくないだろ?」

「オレもだ!」


口の端(はし)から血(ち)を流(なが)しながら、リュウジはケンタを励(はげ)ます。


ハッとするケンタですが、体が言うことを聞いてくれません。

リュウジの腹を殴り、投げ飛ばす。

転がるリュウジに突進し、飛び蹴りが決まった。


(おっと、これは強烈だ! どうですか、山本さん)
(これは、いけませんねえ。折れてますよ)
(折れてますか?)
(折れてますねえ)



これはマズイ。

リュウジの体から、湯気(ゆげ)が噴(ふ)き出(だ)してきた。

これ以上やったら、熱暴走(ねつぼうそう)してしまう。


ケンタ vs リュウジ


襲いかかる、ケンタ。

その時、体が止まった。

<やめろ~!>

メサイアに操(あやつ)られている体を、ケンタの精神(せいしん)が止めたのです。


が、メサイアも、内部から抵抗(ていこう)します。

「もっと、データを! 力を!」

赤いサポーターから、ケーブルのような触手が伸びて、トラックのエネトロンタンクにつながった。


何と、エネトロンを吸収し、赤い拳サポーターは、カラテロイドに生まれ変わりました。

いきなり「アチョーッ!」と回し蹴りのポーズ。

さらには、「ハアァァ~」っと、サニー千葉でもおなじみの呼吸法(こきゅうほう)を披露(ひろう)した。


その時、リュウジがニヤリと笑いました。

「待ってたよ、それを。成長しないわけないからな」

すぐに、倒れているケンタのもとに駆け寄ります。

「ケンタ!」

抱(だ)き起(おこ)して、頭をなでる。

「よく頑張(がんば)った。一瞬(いっしゅん)でも、逆(さか)らえたんだ」

「メサイアの力なんかより、夢の方が強いんだよ!」



戸惑(とまど)いながらも、ケンタは うなずきました。


さあ、後は敵を倒すだけです。

それも、遠慮(えんりょ)なくやれる。


アチョー! ホォ~ッ! アチャー!

カンフー大好き芸人 カラテロイドは演武(えんぶ)を披露しています。

不意(ふい)を衝(つ)かないところは、武芸者(ぶげいしゃ)のはしくれか。

それとも、自分の技(わざ)に酔(よ)っているのか。


ケンタを離(はな)れさせ、リュウジが変身する。

<イッツ・モーフィンタイム!>

怒(いか)りを拳(こぶし)にこめろ。

「レッツ、モーフィン!」

さらに、連続変身。

カスタムバイザーをトランスポートします。

<セ~ット! アー・ユー・レディ?>


相棒(あいぼう)が気遣(きづか)ってくれました。

「リュウジ、熱暴走はだいじょうぶか?」


「ギリギリ」と、リュウジは返事します。

肩(かた)で息(いき)をしている。

「はやく片(かた)づけたいね」


「了解(りょうかい)!」と、ゴリサキ。

転送され、ブルーバスターの強化(きょうか)に、己(おのれ)の身(み)を使います。


<パワードカスタム!>

<イッツ・モーフィンタイム!>

「パワードモーフィン!」


さあ、戦いはこれからだ。


「よし!」

司令室の黒木司令も、うなずいた。


解説役(かいせつやく)が板(いた)についてきた森下も、リュウジの作戦に感嘆(かんたん)します。

「最初(さいしょ)から、メタロイドの成長を 狙(ねら)ってたんだ! さすが…」

(さすが、リュウジはんや。要チェックやで)


おっと、敵メガゾードの転送反応をキャッチ。

転送完了までは、あと3分だ。


それを聞いたレッドとイエローも、戦いを急ぎます。

カスタムバイザーをセット。

パワードカスタム化する。


「陣さん、行きます!」


レッドの声にビートバスターは、「援護(えんご)は任(まか)せろ!」と、スタッグバスターと共(とも)に、エスケイプの動きを封(ふう)じようとする。


レッドが必殺技を仕掛(しか)けます。

「ボルカニックアタック!」


イエローもだ。

「ラピッドキーック!」


ビート&スタッグがエスケイプのスキを作り、イエローがドリルのように降下(こうか)する。

何とか耐えるエスケイプですが、そこに炎のチーターが突進してきた。


!!


間一髪(かんいっぱつ)のところで、誰かがエスケイプを助けました。

誰だ?

それは、エンターでした。


エスケイプも、驚く相手。

「エンター…なんで?」


エンターは鋭(するど)い目で、あたりを見回した。

「わたしだって、できればあなたを消したくないんですよ」


ゴーバスターズと、エンター&エスケイプ。

両者(りょうしゃ)睨(にら)み合(あ)う中、エンターとエスケイプは消えてしまった。


エンターの意外な行動。

これに対しエスケイプは、何を思っただろう?


エンター&エスケイプ


敵メガゾードの転送完了時間が来た。


さらに、森下からレッドバスターたちに連絡が入ります。

「リュウジさんが、メタロイドに苦戦してます」


ブルーバスターの応援にはイエローがあたり、カラテゾードには、レッドとビート&スタッグがあたることになりました。


カラテゾードの素体(そたい)は、タイプβ(ベータ)。

頭部(とうぶ)には、ジャイアントヘッドギアを装着(そうちゃく)しています。

エネトロンタンクを狙うカラテゾードを、まずはゴーバスターエースがつかまえた。

バスターヘラクレスも駆けつけ、はさむようにして攻撃する。


これで楽勝(らくしょう)かと思われましたが、そうではなかった。

頭部や肩のパーツがデカいだけに 小さく見える腕ですが、両腕(りょううで)には鉄拳(てっけん)サポーターが装着(そうちゃく)されており、あなどれないパンチを繰り出してきた。



メタロイドの戦いでも、苦戦が続いていました。

空手技が使える上に、メサイヤの力を宿した左足が強力なのです。

それでも何とか応戦する、ブルーバスターパワードカスタム。

蹴った足をつかまれるも、そこから延髄(えんずい)切りを喰らわせた。

が、カラテロイドは止まりません。

互いに蹴り合い、両者、転んだ。


イエローバスターが駆けつけると、ブルーの体から湯気が上がっていました。

まずい、熱暴走が。


ブルーバスターが叫んだ。

「メサイヤ!」

暴走リュウジのお出ましか?

両手を地面につける、ブルーバスター。

何を引き出す気だ?

石?

いや、石は石でも、サイズがハンパないぞ。

スーパーサイズの巨石(きょせき)だ。

「地獄(じごく)へおちろ!」

敵に投げつけます。


カラテロイドはそれを、頭突(づつ)きで叩(たた)き割(わ)った。

「アチャー! あ…アイタ…」

でも、ダメージを受(う)けてるようです。


暴走したブルーバスターは、変身を解除(かいじょ)され、後ろに倒れた。

ゴリサキも分離(ぶんり)されてます。


その前に飛び出す、イエローバスターパワードカスタム。

手には、ライオブラスターが握(にぎ)られていました。

<イッツ・タイム・フォー・バスター!>

発射!


高(こう)エネルギー弾(だん)が、カラテロイドをとらえました。

「アチャー! そんな…バナナ~!」

カラテロイドは、爆死した。


削除完了!


vs カラテロイド


さあ、リュウジを冷却(れいきゃく)しないと。

ゴリサキが冷却シートを、かぶせてくれました。

ジューっと音がするほど熱くなっていますが、眠(ねむ)っているリュウジの顔は、どこか安らかな感じさえする。

(目玉焼き作ったら、怒られるかな?)


あとはやっかいなカラテゾードだ。

短めの腕で強烈なパンチを繰り出してくるし、大きな頭で頭突きまでしてくる。


が、勝機(しょうき)が来ました。

バスターヘラクレスが、左腕のスタッグシールドで敵の腕をはさんだのです。


「陣さん、J、そのまま!」

ゴーバスターエースが、ブレードをかまえる。

「レゾリューションスラッシュ!」


高速の剣が、カラテゾードをとらえました。

やっかいな敵でしたが、これで爆発。


シャットダウン完了!

レッドバスターも、ホッと息をつく。


エース&ヘラクレス

カラテロイド&カラテゾード




道場に、ケンタの姿がありました。

道着を身につけていますが、サポーターはしてない。


その前にいるのは、ケンタの父親(甲斐将馬)。

「話って何だ」と、聞きます。


なかなか言葉が出ない、ケンタ。

でも、リュウジの言葉を思い出した。

<夢の方が強いんだよ>

腹に力を入れて、声を出す。

「押忍(おす)!」

「お父さん、オレはやっぱり、エンジニアになりたいです!」

「逃げなんかじゃない! 本気です! 押忍!」



父親が歩み寄ってきた。

下がりそうになるのを、ケンタはグッとこらえる。


「おまえに欲(ほ)しかったのは、その気迫(きはく)だ!」

そう言って、父親は笑った。

ケンタの両肩(りょうかた)をつかんで、言います。

「認める!」


道場に、拍手(はくしゅ)が鳴(な)り響(ひび)いた。

(決して、毒手ではない)


ケンタの気迫は、みごとに伝わったのです。


窓(まど)を開け、ケンタは、下にいるリュウジたちに礼(れい)を言った。

「ありがとう!」


ガッツポーズするケンタに、リュウジもポーズで返す。

ヒロムやヨーコも手を振ります。


「よかったね」と、ヨーコ。

「将来(しょうらい)、チームメイトになるかもよ」と、リュウジの背中を叩いた。


「じゃあ、リュウジさんの後輩(こうはい)だ」と、ヒロムも言う。


すると、陣が言いました。

「いやいや、向こうの方が先に、エンジニアになるかもしれねえぞ」


ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ。

そう笑うこの先輩を先にどうにかしてやろうと、リュウジは誓うのでした。





敵を攻撃すれば民間人、それも子どもが傷ついてしまうという難しい戦い。

リュウジは、それに耐え抜きました。

1つには、我慢して受け切れば敵がメタロイド化するという算段があった。

そしてもう1つには、ケンタを信じる気持ちがあったのです。

ケンタもそれに応え、一瞬とはいえ、メサイヤの力に逆らい、止めた。

それが自信につながり、父親にもぶつかっていけたのかもしれません。


成長したケンタを見つめるリュウジの顔は、どこか誇らしげでした。





特命戦隊ゴーバスターズ バスターマシンCB-01 DXゴーバスターエース




特命戦隊ゴーバスターズ バディゾード LT-06 DXタテガミライオー




HERO VISION Vol.46





今週のオマケ。

ゴーバスターズのオマケ

左上:ハイキック!
右上:今週のメガネっ娘。

左中:亜空間漫才、健在!
右中:光る眼。

左下:ケンタの親父さん。
右下:晴れやかな、リュウジ。




来週のゴーバスターズは――

来週のゴーバスターズ

第40話「Mission40 カブるJとメサイアロイド」

このメタロイドは、オレが守る!

って、Jさん、どうしたの?

陣が戻れなくなるって、どういうことよ?

エンターまで変身した?

これが、エンター・ユナイトだ! 





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特命戦隊ゴーバスターズの第39話を見ました。 Mission39 必殺!メサイアの拳 多数のメサイア・カード目撃情報が寄せられる中、リュウジはカードの線の本数まで具体的に書かれて
[ MAGI☆の日記 ]
凸_森下:メサイアカードの目撃情報です_リュウ:子供からの連絡、線が3本のカード。気になるね 黒木:至急確認だФ道場→少年が強い、グローブにメサイアカードが?Д)...
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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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