ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[サイト内タグ未指定]



ブログランキング・にほんブログ村へ
blogram投票ボタン


ランキングに参加しています
よかったらクリックしてね


秋だから、実をためる


↑ページトップへ

加藤諦三 著「話が通じない人の心理」(青春文庫)より。



格好悪い自分を見せられない、本当の自分をさらけ出せない。その根源にあるのは、何でしょうか?

時間を巻き戻せば、誰もが子どもになるでしょう。小さい時に上のような状態になるのが、いわゆる「いい子」でしょうか。親の要求に応えようと、子は必死に「いい子」になろうとする。できない自分や悪い子の自分は、隠してしまいます。(その程度や、どこまで意識しているかは、別にして)


そんな時、親は他人になってしまっているのだと、加藤さんは言う。

しっかりした親子関係があれば、子どもは自分を偽ることがない。親は「あなたでいいのよ」という態度で接するし、子も「ありのままの自分でいいのだ」と育ちます。エリクソンのライフサイクルでいう「基本的信頼」が、そこにはある。

でも、この「あなたでいいのよ」がなく、「○○でいなさい!」と強く要求するような、ここでいう他人になってしまっている親との関係なら、どうなるだろうか? 叱ることは誰にでもあるでしょうけども、その程度を超えていたら? 要求するばかりで、許容するところがなかったら?

親は能力を超えることを要求する。子はそれに応えようと無理をする。矛盾が出れば、その場その場でつじつまを合わせる。本来の自分は隠して期待に応え、いい子を演じ続ける。

これではストレスが蓄積して当然ですね。しかも、本来 息を抜く場所である家庭がこれなので、逃げ場がなくなる。こうなるともう、倒れるまで演じ続けるか、大きな事件でも起こすくらいしか、選択肢がなくなってしまいます。

いや、本来はあるんですが、肝心のことを意識できないという心理的な呪縛があるので、どうしてもこうなりがちなのです。


こういう布置では、親が他人のようになってしまっているわけだから、戸籍上の親はいても、役割としての親は不在ということになります。家に帰っても親はおらず、代わりに厳しい教師がいたり、監視役が常駐していたりする。

これでは、どうにかならない方がおかしいくらいです。

でも、人間の心理は、時にそれを隠してしまう。巧妙に、見えなくします。だから、「誰でもよかった」とか「どうしてか分からない」とか、本来の相手ではない方向に、力が使われてしまう。




親しくなる人は、お互いに無理がないという。

一方、その逆は、どうでしょう?

自信がないから、確かめる。確かめて、思った通りでないと、不満になる。ああしてほしい、こうしてほしいと思う。それがないと、自分を嫌いなのかと思ってしまう。

親しい人は、互いに無理をしない。

無理に褒めない。嫌なものは嫌だと言う。それが苦にならず、繰り返される。そうやってより、深くなる。特別なことはしないけど、どんどん親しくなる。何より、居心地がいい。


親しくなれないと悩む人は、急ぐという。時間がそんなに経ってなくても、すぐに友達になりたい。それが確かめられないと、イライラする。人間関係は時間が作るということを、無視してしまいます。

これもある意味、背伸び。そんなに話すこともないのに、無理に話そうとする。しかも、意識の中心が友達になることだと、相手への関心が薄らいでしまいます。で、相手に関心がないから、話が弾まない。

関心のある相手の話は、楽しい。好きなミュージシャンや芸能人の話が面白いのは、そのためです。知らない人の話など聞きたくないけど、興味ある人の話は大いに聞きたい。また、聞けば、面白いと思える。


自分を隠しすぎると、会話にはならないという。本当の自分を隠そうとするのだから、当然かもしれません。相手が近づけば、逃げる。相手が見ようとすると、隠れる。これは比喩ですが、そういった会話になります。

なので、なかなか親しくなれない。

自分を隠す。相手に見られるのが嫌。相手を信用できない。自分(本来の自分)も信用できない。

まるで、陰に隠れながら、友達になってと小さな声で囁いているかのよう。



でも、それを責めることはできません。

それぞれには、事情があるのです。

人間には、「~せざるを得ない」というのがある。

そういった呪縛に身動き取れなくされることは、あるんです。


事情がある。だから、責められない。

責めても、変わらない。

ただ、現実問題として、困ったことが生じるというだけ。


だから人は、突破口を探す。





「話が通じない人」の心理 (青春文庫)




子どもへのまなざし







<<「第12回 いい顔はしなくていい」「第14回 人と親しくなるには?」>>



関連記事
[サイト内タグ]:  話が通じない人の心理



ブログランキング・にほんブログ村へ
blogram投票ボタン


ランキングに参加しています
よかったらクリックしてね


秋だから、実をためる


↑ページトップへ


■ 最近のエントリ

↑ページトップへ




// HOME //
Powered By FC2ブログ.
copyright © 2005 枕石漱流 日記(ユング心理学の視点から) all rights reserved.
■ Amazon
■ 注目記事
■ アーカイブ
■ カテゴリ

■ 月別アーカイブ

■ 検索ぷらす


【注意】 ENTERキーだとうまく表示されないようです。申し訳ございませんが、ボタンを押してください。

■ キーワードハイライト機能

検索時、検索語句がハイライトされます。

■ 最近のトラックバック
■ スポンサードリンク

■  
■ スポンサードリンク



■ 最近の記事
■ カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

■ FC2カウンター



現在の閲覧者数:

■ プロフィール

南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


日記について


拍手する

プロフ
電脳露店マイアソシエイトストア
おバカ映画

■ リンク
■ RSSフィード
■ QRコード

QR

携帯でも御覧になれます。

■ にほんブログ村



BlogPeople「人間・哲学/人間考察」

■  



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。