ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
特命戦隊ゴーバスターズ、第23話「Mission23 意志を継ぐ者」

ジシャクロイド&ジシャクゾード 登場!

<わたしは自分のことも、大切なものも、ちゃんと自分で守るよ>



陣はヨーコを知っていた?

ふたりの意外な関係とは?



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陣マサト(松本寛也)とビート・J・スタッグ。

今日もふたりは、森の中。

おっと、陣さん。モーフィンブラスターで、誰かと話してますね。

「聞いたぞ、パーティーやるって」

「お願い! オレも入れて」



「おまえ、だいじょうぶなのか? しょっちゅう、こっち来て」

そう返したのは、黒木(榊英雄)司令でした。


「何の心配してんだよ」と、陣は言う。

「今日来ないで、いつ来んの?」

その後ろでは、自分大好きビート・J・スタッグが、樹液を探してた。

「ヨーコちゃんの誕生日だぞ、ヨーコちゃんの」


今日はヨーコの誕生日か。

それで陣は、こっちの世界に来たらしい。

彼の本体は、亜空間にいるのです。

こっちに来ているのは、アバターとしての陣マサト。


「ああ、分かった」と、黒木司令。

陣と話す時は、何だかヒソヒソ声です。

「許可(きょか)する」と、しぶしぶ OKを出しました。

いつもは威厳(いげん)のある司令ですが、陣の前では調子(ちょうし)が狂(くる)っちゃいますね。


「サンキュー、黒リン」

「じゃあね、チュ♪」


モーフィンブラスターにキスして、陣は電話を切りました。

「J、行こうぜ!」


樹液を探していたビート・J・スタッグですが、話は聞いていたようです。

「ウソつきだな」と、陣に言った。

「あんまり、だいじょうぶじゃない」


陣は、小さく笑いました。

「たまには、まともなこと言うじゃねえか」

「いいから、そういうことは黙(だま)ってろ」


そう言って、相棒の胸(むね)を叩(たた)く。

「よし、行くぞ! ハハっ、ほら、行けよ」

明るくビート・J・スタッグの肩(かた)をつかみ、押し出した。


でも、そんな陣の背中には、プログラムのほころびのようなものが。

どこか、不安定(ふあんてい)な要素(ようそ)があるのだろうか?



テーブルの上には、ロールケーキやフルーツ盛(も)りが。

中央には、ケーキがドンと置(お)かれています。

<ヨーコ、誕生日おめでとう!>

そう書かれたプレートを中心に、17本のローソクが立てられている。


「ヨーコ、聴(き)いてください」

ニックがカウントを取り、その横に、ウサダとゴリサキがならぶ。


これは、ハッピーバースデイの合唱(がっしょう)か。

でも、てんでバラバラ。

黒木司令は下を向くし、森下(高橋直人)とミホ(西平風香)もちょっと苦笑(にがわら)い。

ヒロム(鈴木勝大)とリュウジ(馬場良馬)も、顔を見合わせた。


張り切るのはいいのですが、ニックはロック調(ちょう)、ウサダは普通に歌い、ゴリサキは歌が苦手なのか恥(は)ずかしそうです。

バラバラになっちゃいましたね。


でも、ヨーコ(小宮有紗)ちゃんは、すごくうれしそう。

「だいじょうぶだよ。もう1回やれば?」と、笑顔です。


そこに、陣とビート・J・スタッグが到着(とうちゃく)しました。

ヒャッホー! と、陣は はしゃぎながら入室。

「ハッピーバースデー、ヨーコちゃん♪ ハッハ~」と、ウサダの耳をグリグリ動かした。


ビート・J・スタッグの手には、花束(はなたば)が。

ヨーコに送(おく)るものだけあって、黄色い花で統一(とういつ)されています。

「このオレが、祝(いわ)いに来た!」

そしていきなり、いただきますとエネトロンに手をつける。

世界の中心は、オレ様だ。


サプライズゲストの登場に、ヨーコの目が細(ほそ)まります。

自分の誕生を祝ってくれる人が、こんなにも。


その花を奪(うば)い取って、さらに「ジャマだよ」とヒロムを押しのけ、陣はヨーコに差(さ)し出しました。

「17歳、おめでとう」


「うわ、ありがとう!」

ヨーコは満面(まんめん)の笑顔に。


ヨーコの誕生日


ケーキを食べた後は、屋上(おくじょう)でバーベキューだ。


「いや~、ヨーコちゃんも17歳か~」

陣は、感慨深(かんがいぶか)げです。

「オレなんか、生まれた時から知ってるからなあ~」


って、陣はヨーコのお母さんを知ってるの?

しかも、仕事仲間(しごとなかま)だっていいますよ。

陣はメガゾードの開発(かいはつ)を担当(たんとう)してましたが、ヨーコの母は?


実は、ヨーコのお母さんは、メガゾードのパイロットだったのです。

優秀(ゆうしゅう)な人で、陣のメガゾードのテストは、いつも彼女にたのんでいたらしい。

それは、ヨーコも知らないことでした。まだ小さかったから。


「最高にカッコよかったぜ」と、陣は振り返ります。

「ヘタなドレスより、パイロットスーツの方が似合(にあ)ってた」


ヨーコの母、宇佐美ケイ(上野なつひ)は、転送研究センターのメガゾードパイロット。

ヘルメットをとると、サラサラした髪がきれいになびいた。

メガゾードを見上げるその目には、ヨーコの面影(おもかげ)が。



メサイアと連絡(れんらく)を取り合う、エンター(陳内将)。


今日は、メサイアの方から問いかけている。

「わたしが新たなアバターを送り込(こ)んだこと、不満か、エンター?」


「ノン」と、エンターは笑顔を作りました。

「我(わ)がマジェスティが、わたしに頼(たよ)ることなく ご自分で考え行動されたことに感動しております。トレビアン♪」


「そうだ! 考えるのは、わたし。わたしが支配(しはい)し、わたしが命(めい)じる!」

ドクロのイメージが興奮気味(こうふんぎみ)に語(かた)る。

「おまえは考えるな! ただエネトロンを集めよ!」


語気(ごき)が風圧(ふうあつ)となって、エンターをおそいました。


「ウイ、マジェスティ」

そう言って通信を終える、エンター。

キーを押すと、現実世界へ。


メサイアを誘導(ゆうどう)し、育てているふしがある、エンター。

主従(しゅじゅう)の関係なのですが、どこか逆転(ぎゃくてん)しているようなところも。

欲望(よくぼう)を与(あた)えて、その味(あじ)を教え、今度は、考えることを伸(の)ばそうとしているのか?


現実世界に戻ったエンターに、声をかける者が。

「パパのご機嫌(きげん)は? 怒(おこ)られた?」

メサイアをパパと呼ぶのは、エスケイプ(水崎綾女)。


「マジェスティの機嫌がいい方がまれですよ」

エンターは、そっけなく答える。


でも、エスケイプは気にしてない様子。

ウフフと笑ってから、言いました。

「あんたもバカねえ。パパを喜(よろこ)ばせておけば、あとは好(す)き勝手(かって)できるのに」


(まるで、11時台のドラマのようなセリフだ)


「マドモアゼル、ご存知(ぞんじ)ですか?」と、エンターは顔を近づけた。

「そのパパを喜ばせるにも、存在(そんざい)させるにも、そして亜空間からこちらの世界に来ていただくにも、エネルギーエネトロンがいるって」

隠(かく)しても、いら立ちが顔を出します。


「だから、あんたが集めるんでしょ?」

そう言ったかと思うと、エスケイプはいきなり蹴(け)りを加えようとした。


エンターは後ろに飛んで、避(よ)けます。


「わたしはゴクとマゴクにふさわしい<イイモノ>と戦いたいだけ」と、エスケイプは言う。

「つまり、道具をふたつ、うまく使えばいいのよ」

そう言って、タブレット型端末(がたたんまつ)を取り出した。

「わたしはメタロイド、そしてアンタはメガゾード」


エスケイプが笑うと、エンターも微笑(ほほえ)んで「シュヴォワ」と返しました。

(je vois:なるほど)


と、そこに小学生くらいの男の子が通りかかった。

まるでビート・J・スタッグのように、木の枝で遊んでいる。


それを見てニンマリと笑う、エスケイプ。

すべり台をすべって、男の子の前へ。

何をするのかと思ったら、いきなりランドセルを奪(うば)いました。

さらには、中の物を地面にぶちまける。

(これは通報ものだ)


ノートや筆箱(ふでばこ)と共に、U字型の磁石(じしゃく)がありました。

エスケイプはその磁石に、例のチップを貼(は)りつけた。

インストールするメタウイルスは、<くっつく>。


こうして、ジシャクロイドが生まれました。

トゲトゲした頭で、風貌(ふうぼう)は忍者のよう。

両腕には、磁石の形をしたトンファ―が。



岩上地区 I-102ポイントに、エネトロンの異常消費反応(いじょうしょうひはんのう)。

街(まち)に異変(いへん)が起きていました。

人々の頭には、赤や青のトゲが。

そして、ある人は物と、ある人は人同士(ひとどうし)で、くっつきあっています。


「シュッシュ! 抵抗(ていこう)はムダでござる」

街に出没(しゅつぼつ)した、ジシャクロイド。

頭部磁石(とうぶじしゃく)から、砂鉄針(さてつばり)を発射。

それが刺(さ)さった人や物が、くっつきあっています。

「ハッハ~ン、一度くっつけば二度とは離(はな)れぬ」


磁力(じりょく)はそうとう強力なようで、車までくっついてしまっています。

街は大混乱(だいこんらん)だ。


「待て!」

そこに、レッドバスターが到着した。

バイク形態のニックにまたがり、ジャンプを見せての登場。

状況(じょうきょう)を把握(はあく)するや、ソウガンブレードで、人々の頭に刺さっていたトゲを斬(き)り落(お)としました。


これで人々は解放(かいほう)された。

と思ったのも束(つか)の間(ま)、人々はまた くっついてしまった。

どうも、アンテナ(トゲ)を斬っただけではダメなようです。


レッドバスターは、ソウガンブレードを手に、ジシャクロイドに突進(とっしん)。

ニックは人間形態(にんげんけいたい)となり、人々の方へ。


と、そこにジシャクロイドが、砂鉄針を発射しました。

これが、レッドとニックに命中(めいちゅう)。

レッドには赤の、ニックには青の、アンテナが生(は)えました。

まずい!

そう思った時には、もう遅(おそ)い。

ヒロムは変身を解除(かいじょ)させらた上に、ニックとくっついてしまった。

しかも背中(せなか)同士なので、そうとう動きづらそうです。


「拙者(せっしゃ)の砂鉄針を受けた者は、体そのものが磁石になる」

勝ち誇(ほこ)るようにして、ジシャクロイドは説明しました。

「ゴーバスターズも、例外(れいがい)ではござらん」


ここで、リュウジにヨーコ、陣にJが到着。

予期(よき)せぬ状況(じょうきょう)に、目を丸(まる)くしました。


満足に動けないヒロムですが、仲間に状況を伝える。

あの針には、気をつけないといけない。


が、陣はヒロムたちを見て笑いました。

「ああ、気をつけたいね。何があっても。ハハ…おっと」

って、このパイセンは。


が、ジシャクロイドの能力は、くっつけるだけではありませんでした。

マグネットンファーを回転させると、ジシャクロイドは両腕を掲(かか)げた。

するとどうでしょう、自転車やビールケースなど、針が刺さっている物体が、ジシャクロイドに引(ひ)き寄(よ)せられました。

と、ここでまた、マグネットンファーを回転。

まるで磁石が反発するように、物がゴーバスターズたちに向かって飛んで来た。


それを避けて、ヒロムを除く5人は変身体勢(へんしんたいせい)に入ります。

<イッツ・モーフィンタイム!>

「レッツ、モーフィン!」


ここでジシャクロイドは、バグラーを呼んだ。

まずは、こちらから相手だ。


ブルーバスターは腕を極(き)めつつ、相手を転がせる。

そこに拳(こぶし)の連打(れんだ)を、叩(たた)き込んだ。


囲(かこ)まれたイエローバスターですが、地面を転がって避け、さらに相手の足まで払(はら)う。

立ち上がると、ショートパンチとハイキックで、左右の敵を攻撃したぞ。


パンチと手刀(しゅとう)で対応する、ビートバスター。

腕をからめて相手を倒したら、「寝てろ!」と頭を叩(たた)いた。

ポヨ~ン。


大技を見せたのは、スタッグバスター。

空中回転から、敵にキック。

見よ、オレの技。

その勢(いきお)いで、ドライブレードを手に、ジシャクロイドに突(つ)っ込(こ)んでいった。

ここからがオレの見せ場。


「フンッ!」

頭から砂鉄針を発射する、ジシャクロイド。


この無数の針を、スタッグバスターは剣で弾(はじ)いた。

「このオレには効(き)かない!」


弾かれた針は、後ろへ。

え?

後ろ?


針は、後ろにいたブルーバスターに命中しました。

ブルーの頭に、アンテナが生える。


さらに、すべての針を弾き切れず、スタッグバスターにも針が刺さりました。

こっちの頭にも、アンテナが。


引き寄せられる、ブルーバスターとスタッグバスター。

何とか こらえようとしましたが、ムリでした。

空中を飛んで、互いにキャッチ。

そのまま地面に転がります。

変身まで解除されちゃった。


ヒロムとニックは背中でしたが、リュウジとJは正面です。

胸と胸がくっついて、離れません。


この時、ふたりの中で、何かが芽生えた。

目と目が合うと、心臓がドクンと脈打ちました。

イヤだ、胸と胸がくっついているから、相手に心音を聞かれる。

互いは、頬を赤くした。

ああ、リュウジさんって、こんなにまつ毛が長かったっけ。

Jさんの角って、こんなに男らしいのね。

ふたりはハッとして、顔を背けた。

(以上、妄想終了)



このオレには効かない! と啖呵(たんか)を切ったビート・J・スタッグでしたが、このあり様。

「効くではござらぬか」と言われ、そうらしいと返すしかありませんでした。


リュウジはリュウジで、「すごくイヤな体勢なんですけど」と。

とはいっても、強力な磁力で、離れることができません。


この時、ビートバスターは気づいた。

どうも磁力をコントロールしているのは、額(ひたい)のヴァグラスマークらしい。

あれを壊(こわ)せれば。

「ヨーコちゃん、援護(えんご)ヨロシク!」

ドライブレードを手に、突進します。


まずは、砂鉄針の攻撃を弾く。

ここでイエローバスターが、イチガンバスターにより援護射撃(えんごしゃげき)。

それに気をとられたスキに、ジシャクロイドの額を突く。


剣先は額ではなく、目のあたりに。

傷はつけましたが、思った場所ではありませんでした。


これでは狙(ねら)いがつけられないと、ジシャクロイドは煙幕(えんまく)を張り、消えてしまった。

「ごめん!」


くっついた


ママ~! と、お母さんを探す女の子の声が。

イエローが駆けつけると、女の子(豊嶋花)とママさんが互いに近づこうとしています。

けれど、ふたりの頭には例のアンテナが。

しかも、同じ色です。

ということは、反発し合って近づけない。


何とか前に進みますが、やがて反発し合って、ふたりは飛ばされてしまった。

イエローはジャンプして、女の子をキャッチ。

マスクをとって、声をかけます。

「だいじょうぶ?」


女の子は、母親を探す。

でも、今は近くに行くのは危険。

ヨーコは女の子を抱き、一緒(いっしょ)にいるように言いました。

女の子をそっと抱いて、なぐさめる。


その後ろでは、ヒロムとニック、リュウジとJが、くっつきあってドタバタしていました。

思うように動けません。


ふつふつとわき上がる、メタロイドへの怒り。

ヨーコは唇をかみしめた。


何とか離そうとしますが、各(かく)ペアは離れません。

そんなに愛し合っているのか?

ジシャクロイドを倒さないことには、解除されそうにありません。


陣はヒロムたちに、「とりあえず帰れ」と。

一度、司令室に戻った方がいい。



女の子をなぐさめる、ヨーコ。

その姿はまるで、幼いヨーコを前にした母ケイのようだった。

陣の目には、そう映ったのです。



ついに、敵メガゾード転送完了の時間が来た。

やっかいなことに、タイプγ(ガンマ)がベースだ。


ジシャクゾードは、両腕のマグネットンファーをエネトロンタンクに向ける。

すると、エネトロンが磁力を帯(お)び、吸い取られはじめた。


それを見上げるエンターは、トレビアン♪ と。


一方、エスケイプは「はやく直しなさいよ!」と、修理中のジシャクロイドを蹴ります。

う~ん、ドS。


磁力で吸い取られ、エネトロンが奪われていく。

もう、タンクの15%が吸い取られてしまいました。

これは何とかしないといけません。


けれど、動けるのは、ヨーコと陣だけ。

その陣も、Jがいないと変身できないし、マシンも動かせません。


とはいえ、いたずらに戦力を消耗(しょうもう)してもしかたがない。

黒木司令はヨーコと陣に、ふたりだけでジシャクロイドを倒すように指示(しじ)した。

あの磁石の能力を奪うことが最優先(さいゆうせん)です。

みんなが動けるようになれば、バスターマシンが出せる。


陣には急所(きゅうしょ)の目安(めやす)がついていますが、問題はあの針攻撃。

へたをすると、みんなの二の舞(まい)になりかねません。


そこで黒木司令はゴリサキに、開発中のプロテクター、その試作品(しさくひん)を出させました。

これなら、針を防(ふせ)げそうです。

けれど、今はまだ変身前にしか使えないという。

リスクは高くなるのですが、やるしかありません。

大量のエネトロンを取り込めば、メサイアがどれだけ力をつけるか…。



ヨーコは女の子に、お菓子をあげた。

自分もお菓子を食べて、エネルギー補給(ほきゅう)。


そんな姿を、陣は複雑(ふくざつ)な思いで見ていた。

ボクもお菓子ほしい!

ヨーコの姿に、ケイが重なるのです。

「一度思い出すとダメだなあ…」

陣は頭をかきむしって、腕組みした。



ヨーコと陣のもとに、プロテクターが転送されました。

さあ、やらねばなりません。


「ヨーコ、だいじょうぶ? おやつ忘れないでよ」

さすがのウサダも心配しています。


「心配しないで。だいじょうぶ」

やる気満々の、ヨーコ。


陣も言った。

「まかせとけ。ヨーコちゃんには、ケガひとつさせねえから」


「たのむ」と、黒木司令。

「ただし、おまえもムチャするなよ」


「オレは不死身(ふじみ)のアバターだぜ」

陣は笑って返しました。



メタロイドが発見された。

北村地区 K-218ポイント。


「ここにいて。また、ママと手をつなげるようにしてくる」

女の子の手を握って、ヨーコは約束(やくそく)しました。


プロテクターを装着して、さあ、決戦だ。


ヨーコと母ケイ





陣とヨーコの母ケイは、同僚だった。

陣がメガゾード開発を担い、ケイはテストパイロット。

どうも、男前な女性だったようです。

ハンサムウーマンというやつか。


幼い日のヨーコのことを知る、陣。

そのヨーコの姿に、ケイの面影が重なります。

守られる存在だった小さな女の子が、今や小さな女の子を守ろうとしている。


そんなヨーコを陣は守ろうと決意するのですが、彼にもどうやら問題がありそう。

背中のちらつきが気になります。





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シュッ、シュシュシュシュ、シュシュシュシュシュッと、ジシャクロイドが走る。

「さ~て、また人間どもに苦しんでもらわねば」

「ミス・エスケイプに何をされるか…」



その前に、陣とヨーコが現れました。

プロテクターを装着し、ゆっくりと歩いてくる。


「ゴーバスターズか。何のマネでござるか?」


ジシャクロイドの問いに、陣が答えました。

「見てのお楽しみでござるよ」


それにはかまわずに、ヨーコがかまえます。

「バスターズ、レディ…ゴー!」


陣もあわてて、それに合わせた。


「ふたり仲よく、くっつけ!」

ジシャクロイドは、砂鉄針を発射。


が、針はプロテクターに弾かれた。


ここで、ヨーコが超ジャンプ。

地上では、陣がモーフィンブラスターをかまえます。

空と地と、二重の攻撃だ。

どちらかが、額のマークを破壊すればいい。


!!


が、ここで思わぬ事態(じたい)が。

急に、陣の腕のプロテクターが弾かれたのです。

さらに攻撃は続き、陣のプロテクターは右脚を除き破壊されてしまった。

あわてて陣は、ドラム缶(かん)の後ろに隠れました。


着地したヨーコにも、銃弾が浴(あ)びせられる。

右腕のプロテクターが外れ、転倒。

陣は物陰から飛び出し、ヨーコを救出します。

ふたりは再度、物陰へと隠れた。


攻撃は、2つの銃から発せられたものでした。

そう、エスケイプが現れたのです。

「アハハハハハハハ」

ゴクとマゴクを手に、高らかに笑っている。


このピンチに、司令室でモニターしていたヒロムたちも決意した。

どうあっても行く!

けれど、くっついたままです。

満足に動けませんでした。

まっすぐ歩くことさえできない状態。

まるでギャグだけど、それでも行ってやる。


陣とヨーコを見下ろす、エスケイプ。

「こいつのジャマは、しないでくれる?」

そう言うと、地面に降(お)り立った。

「相手なら、わたしがするわ。もちろん、イイモノだったらだけど」


「へえ~。オレもかなり、イイモノのつもりだがな」

そう返しつつ、陣はヨーコに小声で話す。

「動けるか? あいつはオレが引き受ける」


が、ヨーコは食い下がった。

「ダメです、変身もできないのに。わたしが!」


陣はヨーコの両肩をつかみ、さとした。

「変身したら、プロテクター使えねえだろ?」

「それに、あいつはそうとうだ」

「だいじょうぶ。オレはアバターっつったろ?」

「やられてもまたすぐ、復活(ふっかつ)する」


そう言って笑った。


けれど、Jの通信が入りました。

「ただし、亜空間にいる陣にはダメージがあるがな」


それを聞いた黒木司令は、「やっぱりか…」と。


「平気(へいき)、平気」と、陣はヨーコに言います。

「あと1回や2回 やられたくらいじゃ死なねえよ」


でも、そう言われたヨーコは、「え? 死ぬの?」と。


そんなことはおかまいなしに、エスケイプは攻撃してきます。

「さあ、はやく見せてくれない? イイモノってとこ」


物陰からかすかに見えていた、陣の足が狙われた。

幸いプロテクターがあったので傷は負いませんでしたが、プロテクターは弾かれてしまった。

これでもう、陣にプロテクターはありません。

Jがいないので、とうぜん変身もできない。


そしてヨーコは見た。

陣の背中に、バグのような ほころびが出た瞬間を。


モーフィンブレスをかまえようとする、ヨーコ。

それを、陣が制(せい)しました。

「ヨーコちゃんに傷でもつけたら…」

その続きは、心の中で続けた。

<顔向けできねえ>


モーフィンブラスターをかまえ、陣は物陰から飛び出す。

と、その時、ヨーコが腕をつかんだ。

動きが止まったところで、腹にパンチ。

念願の瞬間だった。


物陰から出てきたのは、ヨーコでした。

「陣さん、わたし、自分のことは自分で守れるよ」

ヨーコの姿が今、完全に母親ケイと重なる。

「それに、誰かを守ることだって、できる!」

エスケイプに向かって、ヨーコは走った。


陣のイイモノを見られるはずが…。

エスケイプは、ため息をつきました。

「行くわよ、ゴクにマゴク」


容赦(ようしゃ)のない銃弾が、ヨーコに浴びせられます。

ヨーコが走るすぐそばに、火柱が何本も立つ。


「ふっ、負けたぜ…」と、陣。

「ったく、オレも今日は、どうかしてたな…」


ジャンプする、ヨーコ。

嵐のような銃弾を受け、プロテクターが飛散(ひさん)する。

ここでヨーコは、モーフィンブレスを掲げた。

<イッツ・モーフィンタイム!>

空中での変身だ。

「レッツ、モーフィン!」


落下のスピードを活(い)かして、エスケイプにキック。

これは、ゴクとマゴクで防がれた。

が、エスケイプに、次なる攻撃が待っていました。

なんと、くっついたままのヒロムとニックが、飛んできたのです。

さらには、リュウジが怪力でJを振り回し、くっついている自分と共に飛んで来た。


それは、けったいな攻撃でした。

エスケイプは倒れ込んだものの、たいしたダメージはなさそうだった。

けれど、これでいい。


「何これ? ふざけてるわ!」

「全然、イイモノじゃない!」


エスケイプは怒って、帰ってしまった。


しかし、問題はまだ残っています。

プロテクターがない今、砂鉄針を防ぐ手段がありません。


が、その時、陣が動いた。

物陰から飛び出すと、弾かれていたプロテクターの一つをひろい、投げたのです。


ジャンプしているヨーコに、ジシャクロイドの砂鉄針が向かっていた。

が、それは、陣が投げたプロテクターによって防がれました。


降下(こうか)する、イエローバスター。

その手に握られているソウガンブレードが、ジシャクロイドをたたき斬った。

いや、正確(せいかく)には、額のヴァグラスマークが破壊され、髪の毛(砂鉄針)が全部切り落とされた。


「フンっ、どうだ!」

やったぜ、イエローバスター。


これでみんなも、磁力から解放されました。

イエローのもとに集まり、さあ、仕上(しあ)げに入ろうか。


男同士でくっつけやがって、暑苦しい。

やったるで。


5人はジシャクロイドを囲むと、変身した。

<イッツ・モーフィンタイム!>

「レッツ、モーフィン!」

トランスボッドで、武器転送(ぶきてんそう)だ。


ジシャクロイドには今や、策(さく)もなければ毛もありません。

「まっ、待つでござる」

そう言われて待ってくれるはずもなかった。


あっ、はやく撃ちたい! レッドバスター!

急所を、すごく撃ちたい! ブルーバスター!

女の子の恨み、今晴らす! イエローバスター!

女の子を泣かすから、こうなるんだ! ビートバスター!

オレが撃つ、オレが撃つ、オレが撃つ! スタッグバスター!


「バスターズ、レディ…」

<イッツ・タイム・フォー・スペシャルバスター!>

<ブースト・アップ・フォー・バスター!>

「ゴーッ!」


イチガンバスタースペシャルモード × 3 。

モーフィンブラスター × 2 。

5つの方向から必殺技を受け、ジシャクロイドは消し飛んだ。


ヨーコ×陣×ケイ


削除完了!


さあ、あとはジシャクゾードだ。

はやく止めないと。



ゴーバスターオーとバスターヘラクレスが、急行(きゅうこう)しました。

ジシャクゾードは、エネトロンを吸い続けている。


ビートバスターが指示を出します。

「ヒロム、ゴーバスターオーでメガゾードを押さえろ」

「オレに考えがある」



指示に従(したが)い、ゴーバスターオーは、ジシャクゾードを羽交(はが)い絞(じ)めに。

バスターヘラクレスはというと、クレーンのワイヤーを、エネトロンタンクに巻(ま)きつけました。

ビートバスターが、スイッチを押します。

「さて、これにエネトロンを電気にして流すと、どうなるか」


!!


すると、さっきまで吸われていたエネトロンが、タンクに逆流(ぎゃくりゅう)しだしました。

ビートバスターは、タンクごと強力な電磁石(でんじしゃく)にしたのです。

これなら、磁力を持ったエネトロンは、より強い磁力に流れてきます。


「はい、回収完了(かいしゅうかんりょう)! 今だ!」

さすが、ビートバスター。

エネトロン強奪のプロ!


あとは、敵を叩きつぶすだけです。

ジシャクゾードを突き飛ばすと、必殺技の準備。

剣を振り上げての、久しぶりのディメンションクラッシュ!

ジシャクロイドは斬られ、泡(あわ)のように消えていった。


シャットダウン完了!


ゴーバスターオー&バスターヘラクレス

ジシャクロイド&ジシャクゾード




あの女の子は、お母さんと手をつなぎ、元気に帰って行った。

それを見送る、ヨーコと陣。


と、陣がポツリと言った。

まさか親子2代で、腹パンチされるとはな。

「まさか親子2代で、同じ説教(せっきょう)されるとはなあ」


陣は昔、シングルマザーで頑張っているケイに、つい世話を焼きすぎたのだという。

すると、豪快なボディブローを喰らった。

すると、ケイに言われた。

「わたしは自分のことも、大切なものも、ちゃんと自分で守るよ」

「それを認めないなら、一緒に仕事はしないよ、陣!」



それを思い出して、陣は思わず笑ってしまった。

「ヨーコちゃんは覚えてなくても、ヨーコちゃんの中には、ちゃんとお母さんはいるんだな」

「本当、そっくりだ」



「ありがとう」と、ヨーコは笑う。

でも、わたしの中にいるのは、羅刹よ。

「今日一番の誕生日プレゼントかも」


「よし、オレも気合、入れ直したわ!」

そう言って、陣は亜空間へと帰った。


が、リュウジには気がかりが。

<先輩、まだオレたちに隠していることがあるんじゃ…>


司令室で、黒木司令も思う。

<おまえは何を背負って、亜空間から戻ってきた? 陣…>





陣は昔ケイにしたことを、今ヨーコにしようとしていたようです。

でもそれは、ケイに叱られたことだった。

そしてまた、ケイの娘であるヨーコにも言われた。

「わたし、自分のことは自分で守れるよ。それに、誰かを守ることだって、できる!」

「わたしは自分のことも、大切なものも、ちゃんと自分で守るよ」

この親にしてこの子ありか。

ヨーコは間違いなく、ケイの子だった。


にしても、気になるのが陣。

背中のちらつきは、何を物語っているのだろう?

過酷な亜空間で、13年。

陣は本当に、無事なんだろうか?




そして今週のエンディング曲は、宇佐見ヨーコ&ウサダ・レタスで「心配ハニー♡バニー」でした。

ダンスもイイけど、歌もイイ。





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テレビマガジン増刊 ゴーバスターズとあそぼう! 2012年 08月号 [雑誌]




CAST-PRIX ZERO VOL.24 (グライドメディアムック89)





今週のオマケ。

ゴーバスターズのオマケ

左上:同期のふたり、黒リン&陣。
右上:あなた、近すぎません?

左中:今週のメガネっ娘。
右中:やたらとメタロイドを蹴る、エスケイプ姉さん。

左下:イイモノではない攻撃。
右下:おやつ食べるのも、職務のうち。




来週のゴーバスターズは――

来週のゴーバスターズ

第24話「Mission24 トレビアンな夏祭り」

ヒロムの恩師とは?

どんな中学時代を送った? 




特命戦隊ゴーバスターズ (初回封入特典:ゴーバスターズ集結5枚カードセット同梱)






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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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