ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
メインのHPで、「認知の歪み」について記事を書きました。

そこで触れたのは、主に個人のことです。

しかし、世の中を見渡すと、ずいぶん社会的、集団的な、認知の歪みが見受けられるように思います。(それもそのはずで、個人の集まりが集団であり、国ですから)

そこで、そんな、今の日本を覆っている社会的な認知の歪みについて、しばらく(週一を目標に)書いていこうと思います。

これはおそらく、日本が克服すべき課題なのでしょう。



「全か無か思考」
「オール・オア・ナッシング」



これは事象を全か無かに分けてしまうような考え方。そのような癖になっている思考パターンです。

例えば、成功か失敗か? 完璧か不完全か? という風に、二元論的に分けようとします。

それも、ある一点にこだわり、それが失敗だと、すべてが失敗であるかのように認識する。

その時々において何かを「全て」だとし、他は無視する傾向。


日本人の場合、何かと不足に目がいき、それを理由に全体をダメだと言ってしまいがちです。(もちろん、この傾向とて全体ではないのですが)

本来は一部のはずなのに、それがすべてであるかのように認識し、全体的に失敗や欠陥の烙印を押します。

これはもう、日本人の癖になってますね。いつ頃から何でしょうか?


日本人は残念ながら「できないこと」を探す目が肥えているので、どうしてもこうなりやすいようです。

できないことに注目し、他のそこそこできていることは、あまり見ようとはしない。

なので、批評家・批判者が活躍しやすいのかもしれません。あの人のここが悪い。あの人はここが足りない。そういうものを見る目を持っているし、そんな話を好きな様にも思える。

批判や批評はそれ自体は悪いものではありませんが、「割合」を無視すると、現実が見えなくなります。

できないできないと言うが、全体のどの程度できていないのか?
そもそも、何ができていて、何ができていないのか?

そういう項目の抽出と検証が、あまりなされません。

こういうのも個人の範囲ならあまり問題になりませんが、メディアがこうだと影響が大きくなります。そして、残念ながら、そういった傾向が見受けられる。

(単にメディアが悪いとは思いませんが、拡散する働きがあるため、より問題化しやすいように思います)

批判批評する対象の役割は何か?
その各々の役割に対し、どの程度の成果があるか?
できている部分はどれで、できていない部分は何か?
これから改善しなければならないものは、何か?
 

こういったものは企業なら、実践していそうなことです。しかも、具体的な数値で。そういう目がないと改善が見込まれず、潰れてしまいます。修正可能なら修正するし、不可能なら撤退する。企業は、そういうことをやっているはず。

なのに、政治に対しては、行われているでしょうか?

あれが悪いこれが悪いと「告げ口魔」のように伝えるものの、全体の検証はあまり見られません。中には、「政策の記事を書いた記憶がない」と言った人もいました。必要な事象の抽出や検証はせず、悪いもの探しに奔走していたというのでしょうか。


マスコミや一部コメンテーターの言論に触れ、我々は「○○が悪い」「○○は頼りない」と思い込むことがあります。

でも、これも、注意しなければならない。

それが実際か? あるいは、その割合はどの程度か? 何ができて何ができていないのか? それが分かっていないと、うまく選択することができません。マスコミがセンセーショナルに報じることばかりに目をとられると、選択を誤ります。

例えば、政治とは関係ないことで大いに非難し、あの人はダメだと烙印を押すかもしれない。こういう恐ろしいことが起こります。

いつの間にか世論的には悪いことになっている。でも、何が悪いのか具体例を示すことができるかどうか。具体的な例があっても、それが本来の役割に関係することか? 本当に非難すべきポイントか? それがないままにイメージ先行で突っ走ってしまうと、間違った選択をしても、おかしくありません。

ありもしないベストを求め、そこそこ得られていたベターを手放すことだってあり得る。具体的なことは はぐらかし、印象だけはよいことを曖昧に語る人を、選んでしまうかもしれません。



これからの日本には、「全体の検証」と「割合への意識」が必要なようです。

そのためにも、伝える役割を担っているマスコミが、政治に対し、項目を抽出し、フェアな評価を有権者に示すのが、本来の姿なのでしょう。それで初めて、選ぶ場が整ってくる。

ひとつを全部のように認識してしまうと、選択を誤ってしまいます。

なので、フェアな割合を意識する姿勢を、マスコミも国民も、将来的に育てる必要があるようです。





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個人の場合も、認知の歪みの修正のため、項目を書き出す作業をすることがあります。

項目を書き出し、それがどのくらいのものか、検証する。それを続け、間違ったイメージを正すのです。イメージと実際のギャップを目で見て、だんだんとすり合わせていきます。

そういうことが、社会的なものにおいても、求められているのかもしれませんね。





「過度の一般化/認知の歪み 社会編(2)」>>





【関連記事】
「言葉と誤解/心配と可能性」
「実際の時代へ/政治とダイエット」

「認知の歪み」




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[サイト内タグ]:  認知の歪み



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生息地:関西
分類:昭和人間
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黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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