ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
再開です。



今回は、外向的思考型についてです。

外向型だから、このタイプは、基準が外にあります。自分の考えを基準にするというよりは、世の中にあるものを基準にする。

「わたしはこう思う」というよりは、「世の中では、こうなっている」といった感じ。「○○の法則によれば」「過去の△△を考えると」等と、客観的な基準を使用します。

そして、思考型だから、考える。あるいは、考えて行動する。



このタイプは、理論を練り上げるというよりは、理論を使う方。すでにある論理や過去の事例を用いて、現実に対処する。外界に関わる。すごく実際的で、迷いがありません。

基準が外にあり、客観的なので、あまり迷うことなく、さくさくやれる。そんな、既にあるものを使う強みがあるようです。

だから、成熟してくると、社会の成功者になりやすい。実際に問題を処理し、まずい部分は直す。問題を切り分け、過去の事例や自分の経験則と照合し、適切な判断を下す。

テキパキしたその姿は、他のタイプの尊敬を集めるかもしれません。



が、何事にも、いいことばかりのものはないようです。一見、悪いと思えるものにも、よい面があるように、このタイプにも、落とし穴がある。

どのタイプだって、そうなのです。

まず、このタイプは、物事を当てはめるのを好む傾向がある。

「これは、こういうものです」「過去の事例から見て、これはこうです」「わたしの経験からすれば、こうなります」「○○によれば、△△になります」

こういうのが堪らない人は、傍にいて苦しくなるかも。

また、思考が上位にありすぎて、感情が蔑ろにされやすい。

傍にいる人の感情、そして、自分の感情。理屈に反する感情を否定する傾向があるので、そればかりになると、総体としての人間が痛んでしまう場合もあるようです。

(とはいえ、逆に、感情タイプは道理を蔑ろにしてしまうわけですが。まあ、お互い様の部分がある)



このタイプの影は、内向的感情。

今まで感情との交流があまりなかったので、感情をうまく受け取れません。

経路が確立されていないのか、あるいは、受け取ることに慣れていないのか、ともかく、感情をうまく受け取ることができない。

そして、どのタイプであれ、人生のどこかの時期で、今まで使われてなかった機能が、活性化されます。

このタイプであれば、今まであまり交流のなかった感情が、自我に影響を与えるようになる。

感情タイプであれば、それをすっと受け取ることができるのですが、このタイプはそれに慣れていません。だから、戸惑うし、困る。

理屈を超えた感情に悩まされたり、その処理に困ったりする。感情は流さないとなくならないのですが、理屈に反するものは、抑え込んだり、切り離したりしようとする。

でも、それは無理で、抑え込んだり、切り離したりしたつもりでも、感情は残る。

だから、不器用な爆発のさせ方をしてしまって、周囲を驚かせるかもしれません。自身だって、気に病むでしょう。



ただ、だからといって、感情を否定することはありません。というか、この状況は、感情を否定しすぎて起こっている、ともいえるのです。

今必要なのは、感情との付き合い方であって、感情を抑え込んだり、切り離したりすることではない。だって、それは無理ですから。そして、それが無理なのを、経験的に学んでいるはずです。経験則が好きな外向的思考タイプなら、分かるはず。

はじめてやることは、大概、不器用です。我々は、それを忘れているだけ。

何の気なしに上手にボールを投げる人も、はじめは、不器用だったはずです。それが、何度も何度もボールを投げるうちに、洗練されたのです。

パソコンのキー操作だって、はじめは、不器用だったはず。ゆっくりゆっくり、時には間違いながら、やっていたことでしょう。

それが何度もやるうちに身について、今の状態があるはず。

劣等機能との付き合い方も、それと同じようです。そして、避けられない相手でもある。避けられない、切り離せない、一番身近な相手。



大事なのは、どう付き合うか。

そして、それを長い目で見て、ゆっくりやる。

はじめは、おぼつかないし、失敗もあるかもしれない。

でも、そんなもんです。

そして、誰もそれを笑うことはできない。

だって、方向が違うだけで、みんな、そうなのですから…





ユング心理学入門―“心理療法”コレクション〈1〉 (岩波現代文庫)
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はなかっぱ
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次回は、内向的思考タイプについて…





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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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