ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
時に人生は、太陽の動きに例えられます。


朝、太陽は、夜の海から浮かび上がる。

太陽を自我意識とするなら、何も認識できない、暗く広い海から、ひとつの輝かしい存在が生まれ、天を見上げて昇ってゆく。無意識から自我が誕生し、発達してゆく。

ひとりの人間は、やがて、広くて明るい世界を見上げ、それを目指す。上へ上へと昇ってゆく。また、昇る度に、世界の広さを知る。

昇れば昇るほど、世界は広がり、また、己を示すことになる。輝き、示し、まだ昇ろうとする。

世の中に影響を与えながら、照らし、昇る。



頂点を示す印があるわけではありません。線が引かれているわけでもない。

でも、正午の鐘が鳴ると、太陽は一転して、下降をはじめます。

そのはじめでは、輝きが小さくなるのに、気づかないかもしれない。しかしだんだんと、その影響が、輝きが、小さくなってゆくのに、気づく。

昇る時は、光を潤沢に放射していたのに、一転、光が吸い込まれるように、下ってゆく。




人生の半ばに エナンティオドロミア(反転)が起きて、死がいつのまにか親しいものになる。多くの人にとって、それは危機と自信喪失と自問の時期である。

「老いと病と死のほかに、何が期待できるというのか」

中年の危機は心的外傷(トラウマ)になるとはいえ、より意識的になり、成長するための好機でもある。





人は、人生の前半で、昇ってゆく。

これが正しい、こうすればうまくゆく、こうでなくっちゃ、と、邁進する。

心身ともに充実して、輝く。

怖いものを感じない時さえ、あるかもしれない。


しかし、誰にだって、正午の鐘は鳴る。

ある日突然に、鐘が鳴る。


はじめは、変化に気づかないかもしれない。

変化自体も、ほんの些細なものだったりする。

でもいつか、避けられないものに、気づく。


正しいと思っていたものに、穴が見つかったり、

こうすればうまくいくと思っていたものが、そうではなくなったりする。

今まで通用していたものが、通用しなくなる。


人生の、反転の時…



しかし、このつらい時期が、目覚めになることも。


我々は、太陽がそうであるように、上へ向かって上昇していた。

目を見開き、上を見つめていた。

つまり、上に目覚めていた。


だから、今度は、下に目覚める。

今まで見てこなかった、背後に目覚める。


意識の裏にある、影に目覚める。

自分の中に眠っていた、アニマ・アニムスに、目覚める。

未発見の、自己に目覚める。



そこにこそ、個性化がある…





中年クライシス (朝日文芸文庫)
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「老いる」とはどういうことか (講談社+α文庫)
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反転する、

反対を補う、

それでこその、全体性…





ユング心理学概論の目次





【関連記事】
「はじめに…/タイプ論(1)」
「前書き/エニアグラム」

「調和の島で/RD 潜脳調査室 第23話」




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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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