ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
NHK「天地人」第18話「義の戦士たち」より――


上杉の西の拠点である越中・魚津城は、越後攻略を狙う信長軍によって包囲されていました。その数、上杉軍3千に対し、信長軍1万5千。昼夜にわたる信長軍の猛攻が続きますが、吉江宗信(山本圭)、安部政吉(葛山信吾)らは、主君・上杉景勝(北村一輝)が救援に駆けつけてくれるのを信じて、篭城戦を続けるのでした。



春日山にも魚津城での凄まじい攻防戦と窮状が伝えられます。すぐにでも駆けつけたい、景勝。しかし、それを兼続(妻夫木聡)は止めます。

武田が破れ、甲斐・信濃には信長軍が駐留。北には信長軍に寝返った新発田重家もいます。それぞれが春日山城を狙っている今、うかつに動くことはできません。



信長軍の攻撃は更に激しくなり、魚津城は、5月には本丸を残すのみに。

その頃、春日山では、碁盤を前に、兼続が思案を重ねていました。

「一目取れば、一目取られる。いつまでも、その繰り返しだ」、そう呟く兼続に、いてもたってもいられない泉沢久秀(東幹久)は「これは劫(こう)というのじゃ。抜けるには、ひと手間置いてから石を取り返す」と。

「劫(こう)」とは囲碁の用語で、取ったり取られたりが永久に続いてしまうようなカタチをいうそうです。限りなく長い年月を意味する「永劫」の「劫」からきているそうな。こうなると、一度別のところに打たないと、相手の石は取れない。

それがヒントになりました。兼続は妙案を思いつきます。



さっそく景勝に報告する、兼続。しかし、その作戦は危うい賭けでもありました。しかも、魚津城で戦う者たちに、更なる苦難を強いることにもなる。

とはいえ、このままでは信長(吉川晃司)の思うがまま。景勝も決意を固め、出陣を。そして、作戦が洩れぬよう、景勝、兼続、久秀以外には伏せられました。





確かに、取ったり取られたり、抜け出せない迷路のような状況って、あるかもしれません。

こうすれば、ああされる。ああすれば、こうされる。出口が見えません。


「ひと手間動けば、今まで見えなかった出口が見えてくる」


この「ひと手間」って、意外と見落とすんですよね。目先のことが気になったり、得るものを急いだりして。

きっと、「ひと手間」でよくなるものって、けっこう、あるんでしょうね。

でも、リスクのある「ひと手間」を選択する勇気も要る。



ところで、「本能寺三劫の碁」という言葉があるそうですが…





「天地人」を歩く
「天地人」を歩く





景勝率いる上杉軍は、魚津城東側の天神山に陣を張ります。しかし、そこから見えるのは、敵に囲まれ、燃えさかる魚津城。もはや一刻の猶予もありません。



そこに入ったのは、上野国厩橋城の滝川一益が上杉領内へと動き出したとの報でした。更に、信濃国海津城の森長可も動き出したとの報まで。

そこではじめて、兼続は仲間の上田衆に作戦を披露するのでした。

魚津城に援軍に向かったのは、信長軍をおびき出す罠だったのです。あえて敵方に隙を見せ、領内深くに引き込んだところを、疾風の如く退き返し、叩き潰す。

しかし、それは魚津城には援軍を送らないことを意味します。景勝や兼続にとっても、苦渋の決断でした。



魚津城に残る家臣たちには、降伏を受け入れさせ、城を明け渡させることに。その説得のために、兼続自ら単身、万の敵に囲まれた魚津城に乗り込みます。

何とか本丸に辿り着く兼続ですが、吉江や安部のとった選択は…





本当につらい戦いになってしまいました。

救援を信じて我慢に我慢を重ね、堪え抜き、

そこに現れた使者に喜び、

そして、落胆に襲われる。


我慢できたのは、理由があったから。

その理由がある以上、簡単には退けない。

簡単には退けないからこそ、我慢もできた。


しかし、更に覚悟を深めた家臣たちの清々しさよ。

兼続を責めるでもなく、誰を責めるでもなく、

自らの道を決める。


信念を生きる人たち。


吉江や安部らにとっても、

景勝や兼続らにとっても、

本当につらい戦いになりました。


しかしそこには、生き抜いた人の美しさも…





直江兼続 戦国史上最強のナンバー2 (アスキー新書 87)
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出陣する兼続に与板衆の援軍を送った、お船(常盤貴子)。更に、直江家当主の印の短刀と、ひと房の黒髪。更に、「与板の城は自分が守るゆえ、後顧の憂いなく、立派にお働きくださるように」との言伝まで。

どこまでできた人なんですか? と。

景勝と兼続のやり取りもよかった。日々命のやり取りがある、その時代だけに。



そして次回、時代が大きく動くようです。また、その根底には人の気持ちがありそう。握った拳が…





<<「第17話 直江兼続誕生」目次「第19話 本能寺の変」>>



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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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