事故を起こさない方法、それは、「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりした時に、立ち止まること。
思いとどまり、検証し、改善すべきところは直す。
それによって、惨事を防ぎます。
「ヒヤリ・ハット」は、一種の信号。
重大な災害や事故の前に、それを知らせてくれるシグナル。
このままでは危ないよ、という予兆。
☆
「大きな事故や災害には至らなかった」というのは幸いなのですが、と同時に、それ故に見過ごされ、忘れられることも。
「ああ、よかった」と思い、流されてしまう。
そうすることで、事故や災害は、起こるべくして起こってしまいます。
☆
ヒヤリハットの原因には、どんなものがあるでしょう?
・疲労の蓄積や、睡眠不足。
疲れが溜まっていたり、睡眠不足の状態が続くと、
注意力が散漫になったり、視野が狭くなったりします。
普段なら大丈夫でも、こういう状態だと、危ない。
運転中にヒヤリとしたら、停車し、考え直さないと。
もうちょっとだけ。
その先に、事故があるかもしれません。
・確認を怠る
いつも大丈夫だから、大丈夫だろう。
根拠のない確信が、事故を生むことも。
確認すると決まっていることは、確認する。
ちょっとの確認が、事故や災害を防ぎます。
・○○したつもり
したつもりが、してなくて、ヒヤリ。
「つもり」は信じず、「確認」を。
・連絡
「きっとしているだろう」→×
「○○したかい?」「○○しました」
確認で、安全。そして、安心。
・勘違い
人間だから、勘違いはある。
だからこそ、確認を。
できれば複数の目で、確認する。
・根拠のない安全
人は時に、根拠のない安全を信じることも。
いつも大丈夫だし。
誰か対応するでしょ。
保護装置がついてるんです。
過信して、危ないこと、してませんか?
今起こってることは、些細なことかもしれません。
でも、その先につながるものがどういうものか、それは分からない。
いつも「ヒヤリ」としていませんか?
いつも「ハッ」としていませんか?
その原因を放置すると、どうなるでしょうか?
忘れるなら、忘れないように、メモを。
分からないなら、分かる人に、相談を。
まだ大丈夫なうちに。
◇
話題は変わって、政治の話。
先週、内閣不信任決議案が提出されましたが、ごたごたの末、多数により否決されました。
問題となったのは、震災復興に対するアクションの遅さや、原発事故に対する対応。
それを「政争」とし、「そんなことをやっている場合か」という論調もありますが、果たして、そうでしょうか?
震災復興、進んでます?
原発対応や情報の開示、ちゃんと行われていますか?
この部分で議論すればいいのに、いつのまにか政争の問題にされてしまう。
大事なことが、語られない。
伝える人は、何をしたいんだろう?
(政争にしているのは、キー局の報道じゃないの?)
(逆に、震災対応や原発対応を中心に報道し、議論を求めれば、政争にはならんだろうに)
もう一度書きますが、
震災復興、進んでます?
原発対応や情報の開示、ちゃんと行われていますか?
否決されたってことは、「このまま」ってことですよ。
態度や行動、考え方が変わらずに、結果だけ変わるってことは、ないんだから。
「今」は「未来」につながるんですけど、本当にいいんでしょうか?
ちゃんと、考えてます?
考えられてます?
忘れるって、怖ろしいわ…
「その人に任せてよいものか?」
そう問われたら、それについて議論するのが筋でしょう。
「その人の運転では危ない」
↓
「急ぐから、協力してやりましょうよ」
会話になってないわ。
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