『働きマン』
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以下、ネタバレあり、注意!)
◆
小林明久は週刊「JIDAI」の風俗・グルメの担当記者。
もち肌、しろ肌、ぽっちゃり系の28歳、(注:オトコです)
ぺっとり髪に光るメガネ、ふくよかな体躯を包む白いTシャツ、
そのシルエットはオバQに似てるような、似てないような、
ともかく、風俗・グルメ担当という特性上、スクープ優先・秘密主義の人間が多い編集部において、
気兼ねなく何でも話せる貴重な存在(風俗・グルメは秘密にする必要がないですから)、
同期ということもあって、松方弘子とも仲がよく、
飲み友達でもある。
愛称は、「こぶちゃん」
(「こぶ平」からきているみたいです。「子豚」からではないようです。「昆布巻き」や「ザ・コブラ」からでも、ありません)
☆
新しい企画(ラーメン特集)が通った弘子ですが、レギュラーの企画と、更に進行中の企画があるため、
掛け持ちするのは物理的に無理ということで、
(本人はやる気でしたが)
デスクの成田公男の指示で、後輩の新人・田中邦夫に仕事を任せることに。
しかし、あまりに横柄な田中の態度にはじまって、
(弘子曰く「何故、どうして、こいつに私が企画書を見てもらっているような構図になっとるの?」)
「へぇ~、いいっすよ、やっても」という返事に、
弘子、ブチ切れ寸前――というか、脳内ではキレてます。
(弘子の心の叫び「ダメだ!! 間違ってるところがありすぎて、どこから注意していいか、分からん!!」)
しかし、そんな弘子の心の叫びにも、どこ吹く風、
マイペースな、田中くんなのでした。
☆
そして校了の日、とある理由から、ラーメン特集を急遽もう1ページ増やさねばならないことに――
田中(新人)「ラーメン特集を、もう1ページ増やせ?」(←キツメに)
成田(デスク)「写真とレイアウトで、何とかならんかねぇ?」(←やさしく)
田中(22歳)「はあ? もうレイアウトも終わって、あと、入稿するだけなんですけど」(←キツメに)
成田(39歳)「あ~、え~とね、やれない理由を聞いてるんじゃなくて、どうやるか聞いてるんだ」(←やわらかめに)
と、そこに救いの神、小林参上、
新しい写真や素材無しに1ページ増やす策を提案、
成田の「すぐできる?」の問いにも、「すぐできる!」とキッパリ答えます。
(こぶちゃん、カッコイイ!)
新人・田中を使い、資料を集め、
自身もメガネを光らせながらパソコンを高速連打、
ついに入稿させるのでした。
小林の言葉――
「事件やスキャンダルは、確かに週刊誌の顔だ。それを追っている者も、花形といえる。だけど、まったく何の特徴もない風俗の女の子を、ひとつでもいいところがあれば拡大し、欠点は長所に変えて書く。それは、創造力だと思う。ラーメンだって同じだ。書く力を問われる。そして、性も食も日常、人間の基本だから」
仕事後の一杯にかけるオトコ、
働きマン、小林明久、
ぽっちゃり系の28歳。
本当に美味しい店は、誰にも教えない!!
◆
いろいろと印象深いやり取りがある回でした。
まず、居酒屋で、弘子が小林に、新人・田中の愚痴を言う場面。
弘子「どうにかしてよ、新人・田中。いろいろ説明して分かるとも思えないし、かといって放置したら、あんままだしさ」
小林「怒ればいいじゃん」
弘子「やだよ~、そんな愛情、かけたくないもん。こぶちゃん、怒ってよ」
弘子の気持ちは分かるけど、
結局、仕事の説明をするでもなし、怒るでもなし、
しまいに、人に叱ってもらおうとする始末…
(よくある光景だ~)
硬派な菅原文哉が田中を注意しているのを、
弘子が背中でほくそえみながら聞いてる姿とかも…。
田中も田中で、態度がアレだし…
(と言いつつ、それぞれの立場で、身につまされるものが…スンマセン)
☆
それと、デスクの成田と新人の田中のやり取りも。
>「あ~、え~とね、やれない理由を聞いてるんじゃなくて、どうやるか聞いてるんだ」
うへぇっ!(≧□≦)
(これまた、よくあるよな~)
「働きマン」第3話――「ラーメンマン」、
もち肌怪獣コブチャン 登場!
(第4話「あやまりマン」に続く…)
⇒
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