ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
さあ、ロンドン五輪が始りました。史上最多、3回目の開催だそうです。

開会式は2012年7月27日、現地時間の午後9時、日本時間の午前5時に始まった。

スタジアムでは、傘をさす人の姿もチラホラ。ウィンブルドンテニスなんかもそうですが、イギリスは天候が変わりやすいイメージがあります。

オリンピックスタジアムには、たくさんの緑が。雲のようなものも浮かんでいます。開会式のテーマである「驚きの島々」と、どう関係してくるのか。水車が回っていたりと、イギリスの田園風景が再現されています。


NHKの中継で、工藤三郎さんと山岸舞彩さんがいるのは、オリンピックスタジアムを見下ろせるというマンション。その最上階の一つ下のベランダでした。

ロンドン五輪 開幕前

オービットという展望台も、すぐ近くに見えます。

マンションということで、上下階では人が集まってパーティーしているようでした。時々、盛り上がっている声が聞こえたりする。



8万人を収容できるというオリンピックスタジアム。開会前には埋めつくされ、興奮しながら多くの観客が待ちわびています。スタジアムの中央には、緑鮮やかな田園風景が。何だか、ジオラマみたい。フィギュアの代わりに人がいて、それぞれ何かやってますね。草原でバスケットを広げ、ピクニック? 子どもたちは、黄色と緑のヒモで遊んでいたりする。農作業に出かける男衆の姿まであります。

ロンドン五輪 田園

この田園には、本物の馬までいました。馬が12頭、羊が40匹、ニワトリとアヒルが10羽ずつ、ダチョウが9羽、牛が3頭だというのですから、大したものです。動くジオラマだ。


開会式の芸術監督は、映画監督のダニー・ボイルさん。2008年公開の映画「スラムドッグ$ミリオネア」で、アカデミー監督賞を受賞しています。そのダニー・ボイルさんが掲げたテーマが、「The Isles of Wonder」。驚きの島々という意味です。イギリスという島国の独創性、豊かさ、寛大さを伝えたいと、ボイル監督は語った。


音楽が流れはじめしばらくすると、観客席に青い布が張られはじめました。ここに雲が重なると、まるで空のよう。スタッフが青い布を張っていくのですが、近くでは透けているようです。遠目に張る姿を見ると、青い布が揺れて、波のようでもある。23トンあるという、鐘の姿も見えますね。いったい、どんな役割を果たすのでしょうか?

ロンドン五輪 スタジアム


おっと、青い布はずっとあるのではなく、流れるようにして、しまわれました。水を表す演出だったのかな。このあたりでおよそ、開会式の2分前。

あと1分というアナウンスが流れると、そこかしこに歓声が上がりました。ある人は拍手し、ある人はカメラをかまえる。笑顔から、白い歯がこぼれています。曲がアップテンポになると、手拍子が起きた。


さあ、ショーが始ります!



水辺から上がると、そこには石碑が。掘られている文字は「Isles of Wonder」。その下には「THIS STONE WAS PLACED HERE TO MARK THE SOURCE OF THE RIVER THAMES」と刻まれている。

青いトンボに案内されるようにして、森に入って行きます。やがて、牧草地帯のような所に出ました。子どもたちが水辺で遊んでいる。さらに進むと、ネズミとモグラの妖精?橋の上にはカエルさん?

どんどん進んで、やがて街の中へ。パラソルを立てる人々。空に向かって、手を振っています。ああ、パラソルで方向を示したのか。手の絵になっている。緑の中を電車が走る一方で、アヒルさんたちも行進。川に浮かぶ小さな島で手を振るのは、過去のメダリストたちだろうか。


ロンドン五輪 テムズ川より


やがて都市部へ。ヘリコプターが飛んでいるかと思えば、ブタさんの気球も飛んでいる。ビッグ・ベンの針が速く回っていますが、過去と未来が交差しているのかな? ロンドンブリッジには、五輪マークが飾られています。

そして視点は、上空へ。さらに、降下する。川の中に入ったかと思えば、そこは地下鉄の中だった。地下道、トンネルから、また水面へ。目の前に現れたのは、オリンピックスタジアムだ。歴代のオリンピックポスターが紹介される中、視点はスタジアム内へ。

ロンドン五輪 スタジアムへ



こうしている間にも、日が暮れようとしているようです。明らかに空の色が変わってきている。

子どもたちが持つ風船が割られていきます。ああ、数字が書いてあって、カウントダウンしてるんだ。会場の人々も、叫びます。5、4、3、2、1…


会場が大歓声に包まれる中、はじまりの鐘を鳴らすのは、自転車競技の金メダリスト、ブラッドリー・ウィギンス選手。アテネオリンピックでは、金銀銅のメダルを獲得しています。北京オリンピックでも、金2つ。今年のツールドフランスで、初優勝している。なので着ているのは、マイヨ・ジョーヌ(ツールドフランスで総合トップの選手が着る黄色いジャージ)だ。

顔が、ルパ~ンですね。

ウィギンス選手が鐘を鳴らすと、白い風船が舞い上がっていきました。さあ、ロンドンオリンピックが、今始まる!


ロンドン五輪 ウィギンス




開会式でまず表現されるのは、イギリスの国の成り立ち。BGMは、生のコーラスだ。この歌は、イングランドを代表する歌「エルサレム」。

“古代 あの足が
 イングランドの山の草地を歩いたというのか
 神の聖なる子羊が
 イングランドの心地よい牧草地にいたなどと”


リンゴを投げ合う乙女たち。クリケットに興じる男たち。のどかな田園風景。穏やかな時が流れます。


イギリスは、イングランド、北アイルランド、ウェールズ、スコットランドで、構成されている。

途中で曲が変わりました。「ロンドンデリーの歌(ロンドンデリー・エア)」、「ダニー・ボーイ」とも呼ばれるアイルランドの民謡です。子どもたちが歌っている場所は、ジャイアンツ・コーズウェー。北アイルランドの北端にある、石柱がびっしりと並んだ場所。

さらに曲は変わります。「スコットランドの花(フラワー・オブ・スコットランド)」。スコットランドの非公式国歌。歌っている場所は、世界文化遺産 エジンバラ城だ。

最後は、ウェールズから。歌は、「Bread of Heaven(ブレッド・オブ・ヘブン)」。場所は、ローシリー海岸。

ロンドン五輪 合唱



馬車からヒゲの男性が降りてきました。このシルクハット姿のイギリス紳士は誰だ? 丘の下に、他の紳士たちも集まっています。見上げる先にあるのは、大きな樹。

先頭の男性が叫んだ。「Be not afeard!(怖がることはない!)」

彼は、イザムバード・キングダム・ブルネル。グレート・ウェスタン鉄道を施設し、また車両を設計した技術者。大西洋横断汽船も建造している。もっとも偉大な英国人のひとりです。そのイザムバード・キングダム・ブルネルが演説する。

「この島は、いつも物音や歌声や音楽でいっぱいだが、楽しいだけで悪いことは何もありはしない。時には、何百何千ていう楽器が耳元でブ~ンって響くこともある。かと思うと歌声が聞こえてきて、ぐっすり眠ったすぐ後でも、また眠くなることもある。そのまま夢を見ると、雲が割れてその間から、宝物がオレの上に振ってきそうになる。そこで目覚めた時なんか、もう一度、夢の続きを見たいと泣いたこともあった」

イザムバード・キングダム・ブルネルを演じるのは、ケネス・ブラナー。セリフは英国が生んだ偉大な劇作家、シェークスピアの戯曲「テンペスト(The Tempest)」からの引用です。


ロンドン五輪 イザムバード



力強い太鼓の音と共に、産業革命の時代がやって来ます。

太鼓を叩く男性たち。その最前列にいる女性は、エヴェリン・グレニー。スコットランド出身のミュージシャンです。彼女は12歳でほとんど聴覚を失いながらも、パーカッショニストとして世界で活躍している。

おや、丘の上にあった樹が盛り上がっていきました。煙を出しつつ、下から何か出てきます。人がたくさん、出てきました。出入り口からも、たくさんの人々が。顔がススだらけですが、労働者を表しているのでしょうか。農園とは一転、みんな難しい顔をしています。

人が流れ込んでくる。それまでの時代が撤去され、新しい時代が来ようとしています。緑が失われ、鉄が見え始めました。シルクハットの紳士たち、技術者がイギリスを変えようとしている。

やがて、白煙を上げる煙突が、地面から生えてきました。産業革命が、イギリスの風景を一変させてゆく。牧歌的な風景は消え去り、緑から黒へ、草原から工場へ。ススにまみれて働く労働者と、満足気な紳士たち。そこに女性たちの一団が。婦人参政権運動のようですね。

やがて、曲調が変わる。みな帽子を取り、哀悼の意を示します。イギリスでは、戦争で亡くなった人々にポピーの花を捧げるのだという。この時代、産業の発展の一方で、戦争で多くの命が失われました。


ロンドン五輪 産業革命


ドラムは鼓動か。この躍動は、何を生もうとしているのか。英国紳士たちが、また何か生み出そうとしている。施設や産業機器が生まれる一方で、色鮮やかな集団が現れました。この衣装は、ビートルズのジャケットの中に見覚えがありますね。

音楽を楽しむ原色の若者たち。さらには、蒸気船が登場。戦後イギリスに、移民の人たちが上陸します。おっと、溶鉱炉が稼働しだした。鉄がオレンジ色に燃えています。溶けた鉄が川となって、イギリスを縦断してゆく。もはや緑は見えません。大地は鉄となり、黒金に輝いている。

赤い服に黒い帽子の一団は、「Chelsea pensioner(チェルシーペンショナー)」。チェルシー国立保養病院の人々(もともとは傷病兵のための病院で、退役軍人たちが暮らすのかな)。

溶鉱炉で作っているものは、何だ? 先は、輪っかに見えますよ。たくさんの人が作業して、何を作ろうというのか? 作業者だけじゃない、多くの人々が集まりだした。鉄を溶かして作った、輪の周りに集結する。

スタジアム上方からも、輪が吊られて運ばれてきました。1つ、2つ、3つ、4つ。そして作られたばかりの輪が、上昇する。これで輪は、全部で5つだ。輪はだんだんと距離を詰めていきます。それが重なり合い、一部が溶接される。

おっと、オリンピックの象徴、5つの輪の誕生だ。五輪から、炎のシャワーが降ってきます。こんな五輪の描き方、見たことないぞ。


見上げる人々は、何を思う? 表情の奥にあるのは、作り上げたという達成感か? 五輪に対する畏敬の念か? それとも心は空で、ただただ見上げているだけなのか…


ロンドン五輪 溶鉱炉

鉄のロンドン五輪





<第1部終了>



第2部 幸福と栄光 英国ファンタジー>>




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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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