ユング心理学の視点から見た日記。スーパー戦隊シリーズ キョウリュウジャー、トッキュウジャー、東のエデンのレビューと感想。エニアグラム、子どもが育つ魔法の言葉、話が通じない人の心理、自分に気づく心理学。ドラマやアニメから学ぶ人生観。
 
特命戦隊ゴーバスターズ、第10話「Mission10 戦う理由」


<姉さん、これは義務なんかじゃない>



ヒロムに残された唯一の肉親、それが姉のリカ。

弟が戦うことに反対しているようですが…



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互いに背中をあずけ、武器を手にする、ヒロム(鈴木勝大)、リュウジ(馬場良馬)、ヨーコ(小宮有紗)。

場所は、ダンプカーがならぶ野外です。

ヨーコはお菓子でエネルギー補給(ほきゅう)し、戦いに備(そな)える。


ザザ、ジジー、ジー。

そんな音を出すのは、ヴァグラスの雑兵(ぞうひょう)、バグラー。

物陰(ものかげ)に隠(かく)れたバグラーが、ビームを発射した。


「来る!」

ヒロムの声で、3人は行動開始!


ヒロムは超スピードで高速移動。

ヨーコは超ジャンプで空中へ。

リュウジは回転して避(よ)ける。

3方向からビームが発射され、後方に火の手が上がりました。


超スピードで敵の懐(ふところ)に飛び込んだ、ヒロム。

ソウガンブレードで敵の攻撃を防ぎつつ、ハイキックだ。


ヨーコはイチガンバスターを使う。

まずは空中から射撃。

地面に降り立つと手刀(しゅとう)で仕留(しと)め、また銃をかまえる。


リュウジは超パワーを活(い)かして、素手(すで)で勝負。

殴(なぐ)っては、軽々と投げ飛ばす。


その様子は、司令室でモニターされています。

どうも、敵はバグラーのみらしい。

敵メガゾードの転送反応はありません。

ということは、メタロイドも出現していないはず。


でも、森下(高橋直人)には気がかりがありました。

それにしてはエネトロンの消費(しょうひ)が大量すぎる。


生身のままでバグラーの群(む)れを倒した、ヒロムたち。

ホッと息をついたのも束の間(つかのま)、またバグラーの軍団が現れた。


これで森下は納得(なっとく)しました。

エネトロンの大量消費は、たくさんのバグラーを生み出すためだったのです。

しかし、その目的は何だ?

黒木(榊英雄)司令は、モニターをにらんだ。


「ここは一気に決めましょう」


ヒロムの声を受け、3人はモーフィンブレスをかまえる。

<イッツ・モーフィンタイム!>

バスタースーツが転送されます。


「レッツ・モーフィン!」

本人認証(ほんにんにんしょう)を受け、ゴーバスターズに変身した。


「バスターズ・レディ・ゴー!」


「あ~なんだよ、ヴァグラスのやつら!」

司令室で、ニックがもだえています。

頭についているハンドルを回し、エンジンをふかしている。

そわそわしているようですが、何かあるのでしょうか?

「今日ぐらいや休んでりゃいいものを!」などと言っている。


何か予定でも?

東京ドームシティにショーでも見に行くの?

ショー終了後には、握手会や撮影会もあるぞ。


ウサダもツッコみました。

「ん~、なに~? 今日なんか、予定あるの? デートとか?」


それを聞いて、ゴリサキも反応した。

「え~~! デデデデデ、デート?」

このわたしゴリサキとリュウジが? 1つのパフェを、ふたりでつつくの? 砂浜を手をつないで歩くの?


「あ~、そんなわけあるか!」と、ニックは地団駄(じたんだ)を踏みます。

「あいつら働きすぎだろ! 人生ほかに、楽しみないのか!」


ゴーバスターズ


どうもプロレス技を好むらしい、ブルーバスター。

今日使ったのは、ロシアの格闘技“サンボ”。

バグラーの足に自分の足を絡(から)め、そのまま体を丸めて回転。

相手を転がせます。

足の関節を極(き)めたぞ。


身軽にジャンプするのは、イエローバスター。

武器をソウガンブレードに持ち替え、斬る、斬る、Kill(キル)。

肩関節を極めつつ、ヒールキックで吹っ飛ばした。


敵の背中を利用して回転したのは、レッドバスター。

そのまま足払いで、バグラーを転がす。

ソウガンブレードで突き、さらに切り裂いた。

<イッツ・タイム・フォー・バスター>

ブレードが、エネトロンの緑色を帯(お)びる。

レッドバスターが1回転すると、周囲のバグラーはすべて爆発、消滅しました。


これで任務完了。

かと思いましたが、またバグラーが湧(わ)いて出た。

いくらなんでも、多すぎるでしょ。


思わずイエローは叫びました。

「どんだけいるの? 1匹いたら100匹いるって、ネズミだっけ?」


こちらも戦いながら答えます。

「ハズレ! ゴキブリ!」と、レッド。


「ムカつく!」

そう言いながら、イエローはバグラーを倒します。


バグラーに囲まれ、いっせいに刃(は)を押しつけられたブルー。

それを怪力で返しました。

しかし、ここで異常事態(いじょうじたい)が。

バグラーを羽交い絞め(はがいじめ)にしたブルーですが、腕の熱で敵が倒れた。

「マズイ! そろそろ冷やさないと!」

敵と距離を取って、冷却剤(れいきゃくざい)で冷やそうとする、ブルー。

が、敵は待ってくれません。

上からも襲いかかってくる。


「へへ…」

ブルーの口調が変わりました。

熱暴走(ねつぼうそう)が起こってしまったのです。

ゆっくりと立ち上がった、ブルーバスター。

力を込めて、バグラーを殴り飛ばしました。

まるで柔道一直線のように吹き飛んでゆく、バグラー。

「くだらねえ、おまえらカスだ」

そう言って刃(やいば)を向けるブルーの背後は、熱で空間がゆがんで見えます。

ふだんは温厚なリュウジですが、熱暴走を起こすと、気前がよくて二枚目で、ちょいとヤクザになってしまうのでした。


ブルーはトランスポッドで、イチガンバスターを転送。

1体1体、バグラーを撃っていった。

「全員、地獄へ行け~っ!」

「ハ~ッ!」


なぶるのを喜んでいるみたい。


たくさんのバグラーが倒され、あたりは炎に包まれます。

味方がいるにもかかわらず撃つので、レッドとイエローは回避(かいひ)。


ブルーは止まりません。

敵を踏みつけ、蹴る。


「リュウジが、まずい~~!!」

ゴリサキは混乱して、顔を回しました。


でも、ウサダは落ち着いている。

「でも、これではやく片付くよね~」


ニックの方は、机に顔をふせています。

「だといいがな…」


よほど大事な用なのでしょうか?


と、司令室に、警察局から連絡が入りました。

佐渡地区で強奪事件(ごうだつじけん)が発生。犯人はヴァグラスらしく、特命部に出動要請(しゅつどうようせい)が出された。

送られて来た画像には、エンターの姿が。

どうも、狙(ねら)いはこっちだったようです。


「邪魔(じゃま)」


熱暴走したブルーバスター(黒リュウジ)により、バグラーは殲滅(せんめつ)されました。

と、同時に、変身を解(と)いたリュウジは倒れた。


ゴーバスターズ


酔っ払ったように眠るリュウジに、ヨーコが駆けよります。

「リュウさん、しっかりして!」

手を団扇(うちわ)にして、風を送る。


「リュウジ~!」と、ゴリサキはまだ顔を回しています。

「そうだ、冷やす準備、冷やす準備!」

特命部で、あたふた状態。



「陽動作戦(ようどうさくせん)?」

特命部にもどったヒロムたちは、黒木から事情を聞かされました。

エンターの本当の目的は、強奪事件の方だったのです。


奪(うば)われたのは、デルタニウム39が約500キロ。

これはレアメタルの1つで、メガゾードの心臓部に使われる。


エンターはすでに、バスターマシンの設計図を手に入れています。

ということは、新しいメガゾードを作ろうとしているにちがいない。


ただ、レアメタルを亜空間に転送した様子は、まだありませんでした。

どうも、転送するにはメガゾードが必要なようです。


黒木司令は言いました。

「エンターは必ず動く。警戒(けいかい)を怠(おこた)るな」



警戒態勢(けいかいたいせい)なら、少しくらいは抜けられるだろう。

ニックは、そう思った。

さっそく、ヒロムに言ってみます。

手に握られているパンフレットには、「桜田リカ イラスト展(てん)」と書かれてある。

でも、ヒロムは、行かないと言った。

どうして行かないのかと、ニックは大声を上げました。


「えっ、何? ヒロム、どっか行くの?」

メロンパンを持ったヨーコが、やって来た。


ニックは説明します。

「これ、ヒロムの姉さん、リカさんのイラスト展だ」

そのリカから、ヒロムに会いたいと連絡があったのだという。


イラスト展は口実(こうじつ)だと、ヒロムは言った。

前から何度も連絡が来ているらしい。

「姉さんはオレが戦うことに、まだ納得できてないから、オレを連れて帰りたいんだよ」

そう言います。


「なるほどね」

冷却湿布(れいきゃくしっぷ)を貼(は)った、リュウジが合流しました。

「で、このまま無視(むし)し続けるワケ?」


「言い争うよりはいいですよ」と、ヒロムは答えた。


「いや、そんなのダメだ!」と、ニックは言います。

「OK! オレが行ってくる!」

「リカさんにちゃんと話して、納得してもらうんだ!」



でも、ヒロムは「ムリだな」と言った。

「おまえ、姉さんに嫌われてるの知ってるだろ?」


<ズキューン!>と、ニックは胸を撃たれたようになった。

が、負けません。

何とか体勢を立て直す。

「それでも、13年、いっしょにいたんだ」

「壁のシミだって、長年見てれば愛着がわくって言うからな」

「行ってくる」
と親指を立て、ニックは行ってしまいました。


「いいの? お姉さんとこ、行っちゃうよ?」


ヨーコはそう聞きましたが、ヒロムは平然(へいぜん)として答える。

「どうせ行けない。方向音痴(ほうこうおんち)だから」


それに、ヨーコ、リュウジ、ゴリサキ そして視聴者 は納得した。



「我がマジェスティ、メサイヤ」

いつものように亜空間のメサイヤと通信する、エンター(陳内将)。

大きな身振りで、話します。

「そちらで手に入らなかった、デルタニウム39。無事(ぶじ)、手に入れました」


苦しそうに、メサイヤは吠(ほ)える。

「ここへ、すぐに!」

「待っている…創造(そうぞう)する者たちがっ!」



創造する者たち?

何かを創り出す存在が、亜空間にいる?


「ウィー、マジェスティ!」と、エンター。

「しばしお待ちを、シルブプレ♪」



道路に立ちつくす、ニック。

もう、道に迷ったようです。

迷子の迷子のニックさん。

今度カーナビつけようかと、本気で悩みました。


が、情けないこと言っている場合じゃないと、一念発起(いちねんほっき)。

気を取り直して、ヒッチハイクすることに。

でも、車は素通り、バイクも停まってくれません。


と、ヒザを抱えていると、タクシーが停まってくれました。

中から出てきたのは、リカ(吉木りさ)?



司令室、ヨーコはヒロムに聞きました。

「なんでお姉さん、ニックがダメなの?」


ヒロムによれば、機械的なものが昔から好きじゃなかったらしい。

メガゾードも怖がって、両親の職場にも行かなかった。

それで13年前のあの日、センターにいなかったのです。


黒木司令が来て、話しました。

「突然、両親を失ったショックは大きい。ヴァグラスだけではなく、我々への拒絶(きょぜつ)も大きかった」

「ニックをボディガードとしてつけるだけでも、たいへんだった」



「結局、まだ受け入れてないです。姉は…」

そう言ってヒロムは、目を伏せる。



リカは、ニックに聞きました。

「ヒロムは来ないの? どうして?」


「リカさん、聞いてくれ」と、ニック。

「ヒロムは今、大事な戦いをしてる」


が、リカは聞いてくれません。

「話なら、ヒロムから聞くから。ヒロムのいる場所を教えて」


「いや、それはムリだ」と、ニック。

「特命部の基地は、極秘で…」


「ヒロムに会わせたくないのね」と、リカは下を向いた。

「ニック、あなたはずっとそう。わたしとヒロムの間に割り込んで、あなたが戦いなんて教えるから、ヒロムは特命部なんかに…」

「どうして? どうして、あなたたちは家族をバラバラにするの?」


ニックに詰め寄ります。

なんなら、わたしがあなたをバラバラにするわよ?


「リカさん! それは違うって」


ニックが弁解(べんかい)しようとしても、リカは聞いてくれない。

「何が違うの?!」

厳しい口調で言います。



その頃、ビルの屋上で、子どもの悲鳴が聞こえた。

放して! やめて! と少年が叫んでいる。


その前にいるのは、エンター。

「メタ細胞、インストール」


触手を1本出すと、それを少年に突き刺した。

すると少年に、バグラーのような仮面が。

他にも8名ほどが、仮面化されています。

その後ろには、バグラーがひかえている。


エンターは言った。

「さあ、ゴーバスターズの邪魔(じゃま)が入ろうと、メタロイド、メガゾードが倒されようと、目指すはただ一点。このデルタニウムの転送♪」

その時、少年の手から、おもちゃのピストルが落ちました。

「トレビア~ン♪」

エンターは何か思いついたようです。



「何が違うって言うの?」

リカはニックを、問い詰めます。


そこに、連絡が入りました。

大前地区 O-067ポイントで、エネトロンの異常消費反応。

敵メガゾードの転送反応もあり。

ということは、メタロイドが出現したにちがいない。

転送完了までの時間は、6分20秒。

しかも、タイプγ(ガンマ)だといいます。

一番イヤな相手。


森下が当該(とうがい)ポイントの画像を出しました。

屋上にはデルタニウムのコンテナ、その周りには人間が。

人間を盾(たて)にして、コンテナを守らせるつもりです。


黒木が指令を下す。

ヨーコは03で、空から突入。

ヒロムは、地上から。

リュウジは02で、敵メガゾードに備える。

「デルタニウムを、いや、誰一人、犠牲(ぎせい)を出すな!」



ニックも、すぐ行くと連絡。

迷いようもないほど、近くにいます。


「ヒロムが戦うの?」と、リカは聞いた。


ゆっくり振り返ると、リカの目を見据(みす)えて、ニックは言いました。

「リカさん、ヒロムたちの戦いを見せる」



ゴーバスターズはそれぞれ、現場に急行。

イエローはRH-03で空から、ブルーはGT-02で地上から。

転送完了までは、あと3分です。


ヒロムはハッチを使い、現場のビルの前まで出た。

と、そこに呼びかける声が。


駆け寄ってくるのは、ニックとリカ姉さん。


厳しい表情で、ヒロムは言った。

「ニック! 何考えてんだよ? 作戦中に、一般人を入れるな!」


「その文句(もんく)は、あとでたっぷり聞く」

そう言ってから、ニックは一歩前に出ました。

「でもオレは、こうしなきゃと思った」


「わかった」と、ヒロム。

「ただし、安全なところへ…」


「ヒロム!」

今度は、リカが前に出ます。

「姉さんの話、聞いて」

「危険なことはやめなさい。ニックや特命部が何て言おうと、あなたに戦う義務なんてないの。小さい頃から、そう思わされてるだけよ!」


そう言って、ヒロムの腕をつかみます。


その時、ビルの入り口から、男性と女性が駆け出してきました。

バグラーに追われている。


ヒロムはイチガンバスターを転送し、追ってくるバグラーを撃った。

あっという間に2体は倒され、消えました。


だいじょうぶですか? ヒロムが声をかけると、逃げてきた男性は屋上を指さしました。

まだ子どもが上に残されているらしい。

お願い助けてと、女性も懇願(こんがん)します。


わかりましたと、やさしく声をかける、ヒロム。

「絶対に助けますから、安全なところへ」

ふたりをニックにまかせます。


何か言おうとするリカに、ヒロムはサングラスを取って言った。

「姉さん、これは義務なんかじゃない」

「誰に言われたせいでもない」

「オレが自分で決めたんだ。自分の意志で」



ヒロムは変身しつつ、駆けだした。





過去の悲しい経験から、リカはヒロムを過剰に保護しようとします。

自分が守らなければと、強く誓っている。


でも、ヒロムは自分で決めた。

もう他の誰にも、悲しい思いはさせない。

そして、亜空間へ行って、みんなを連れ戻すと。


姉の気持ちが分かるだけになかなかはっきり言えませんでしたが、第1回、そして今回と、ちゃんと伝えました。

それを受けたリカは、何を思う?





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階段を駆け上がる、レッドバスター。

屋上へつながる通路には、メタロイドが待っていました。

漆黒(しっこく)のボディに赤いライン。

おもちゃのピストルに「撃つ」をインストールされて造られた、“ダンガンロイド”。

顔の片側に、目が4つあります。


屋上では、RH-03に乗ったイエローが苦戦していました。

バグラーが人を盾にしているため、攻撃できません。

コンテナも、人が邪魔でつかめない。

「エンターのやつ、サイテー!」と、イエローは叫んだ。


転送完了まで、あと1分。


廊下(ろうか)でにらみあう、レッドバスターとダンガンロイド。

トランスボッドを押そうとした時、エンターの声が聞こえました。

「サヴァ、レッドバスター♪」

どうやら、館内放送(かんないほうそう)を使っているようです。

「あなたにすてきなお相手を用意してみました」


レッドバスターは、イチガンバスターを転送し、備えます。

「エンター! 時間かせぎのつもりか?」


エンターは、いつもの調子で言う。

「これはゲームですよ、ムッシュ♪ ボンシャンス(がんばって)♪」



刃を向ける、ダンガンロイド。

「レッドバスター、おまえを倒す!」


先に攻撃したのは、レッドバスター。

イチガンバスターを発射。

その瞬間、ダンガンロイドは左腕のトリガーを引いた。

すると、姿が消えました。

これは、加速トリガー。

引くことで、ダンガンロイドは自らを弾丸のように撃ち出せるのです。


瞬時(しゅんじ)に眼前(がんぜん)まで迫った、ダンガンロイド。

その攻撃を、レッドはバク転で避けました。


「今の一撃を避けたのは見事だ」と、ダンガンロイドは言う。

左手には、剣つきの銃が。右手には剣が握(にぎ)られています。


こうしてはじまった、加速対決。

超スピード vs 超スピード。

エンターは、やっかいなメタロイドを生み出しました。


速さは互角(ごかく)か。

が、廊下を行き来する戦いののち、レッドは後方に飛ばされた。


再び両雄が、加速します。

廊下の壁を蹴りながら、疾走(しっそう)。

剣が交わったかと思えば、廊下の端(はし)で銃を撃つ。

中央で斬り合いになりますが、またレッドが飛ばされてしまった。



敵メガゾードの転送完了まで、あと20秒。

今や問題は、デルタニウムだけではありません。

コンテナが転送されれば、その周囲にいる人々も、一緒に亜空間へ飛ばされてしまう。

そして、ふつうの人間は転送に耐えられない。


「だから止めるんだ! 絶対に!」

コックピットで、ブルーは誓(ちか)った。


転送完了が迫ります。

GT-02は、アニマルモードに変形。


5、4、3、2、1…。

空から、ダンガンゾードが現れた。

ベースはタイプγ。強敵(きょうてき)です。

左腕には、超高速射出マグナムが装備されている。


その姿が、ニックやリカにも見えました。

救助された男女は、恐怖のあまり抱き合った。

リカも顔を手でおおい、悲鳴を上げます。


ニックは言った。

「リカさん、怖いのは分かるけど、見るんだ」

「ヒロムたちは、この恐怖を13年前に味わった」

「本当にひどい、絶望的(ぜつぼうてき)な状況(じょうきょう)だった」

「そんな中で、あんたのお父さんは希望を託(たく)した」

「ヒロムとリュウジとヨーコに」

「世界を守る切り札として」

「たとえ自分たちが、亜空間へ飛ばされてもな」

「その重さを、たった7歳でも、ヒロムは感じたんだ」

「それがヒロムが戦う理由だ」

「バラバラになるためじゃない」

「もう誰も、バラバラにしないために」



リカが顔を上げると、救出された男女が手を握り合い、ビルの方を見上げていました。

そして、リカも見上げる。

弟が今、戦っている場所を。


苦戦するレッドバスター。

ダンガンロイドに圧(お)されています。


イエローバスターは、作戦を変更。

RH-03を飛び出し、屋上へと降り立った。

バグラーは倒しますが、操られている人間が今度は襲ってきます。

こちらには手出しできない。


GT-02ゴリラは、ダンガンゾードを羽交い絞め(はがいじめ)にする。

何としても、ビルに行かせるわけにはいきません。


敵の銃弾を胸に受けてしまった、レッドバスター。

ダンガンゾードは勝ち誇(ほこ)ります。

「勝負は見えたなあ。加速能力は同レベルだったが、しょせんは人間。疲(つか)れがスピードを奪う」

「次で決まる」



歯を食いしばって立ち上がる、レッドバスター。

心の中で思います。

<確かにやつより、遅くなってる。このままじゃ…>


ふふふと笑いながら、ダンガンロイドは加速した。

その瞬間、レッドはイチガンバスターを前に放り投げました。

そして、超スピード能力、発動。


刃を交える、レッドとダンガンロイド。

そうしながら、ダンガンロイドは言った。

「なるほど、身軽になってスピードを保ったか」


一度離れ、もう一度、刃を合わせる。

しかし、レッドは後方に跳ね飛ばされました。


超スピードの世界で、ダンガンロイドは言う。

「が、武器を捨てて、どうやって…」


後方に飛ばされたレッドを、ダンガンロイドが追います。

下がりつつあったレッドは、ソウガンブレードを持っている右手を、後ろに差し出した。


!!


最初に放り投げたイチガンバスターと、ソウガンブレードが、合体。

イチガンバスタースペシャルモードに。


<イッツ・タイム・フォー・スペシャルバスター!>


「何っ!」

気づいたダンガンロイドですが、ダッシュ中で、もう止まらない。


「ハァ―ッ!」

強烈なビームが、ダンガンロイドを貫(つらぬ)いた。


火花を散らしながら後方に転がる、ダンガンロイド。

立ち上がるも、ひとつ言葉を口にするのが精一杯でした。

「見事…」

ダンガンロイドは、爆死した。


肩で息をする、レッドバスター。

「削除(さくじょ)、完了(かんりょう)」

難敵(なんてき)を倒した。


加速対決




できるだけ傷つけないようにしながら、イエローは操られている人々を気絶(きぜつ)させます。


ダンガンゾードを止めようとするGT-02ですが、もはや限界。

敵は、ビルへと向かいはじめた。


操られている人は、あとひとり。

コンテナの天井にはりついている少年だけです。

が、目の前には、ダンガンゾードが。


イエローは急ごうとしますが、そこにバグラーが現れた。


ウサダが、RH-03でダンガンゾードを攻撃する。

しかし、敵はあわてることなく、超高速射出マグナムで攻撃。

撃退した。


ダンガンゾードの目が光る。

このままではコンテナごと、子どもが転送されてしまいます。

間に合わない!


そこにレッドバスターが駆けつけました。

状況(じょうきょう)を把握(はあく)し、超スピードでコンテナの上へ。


が、少年は、はりついて動かない。

そしてついに、ダンガンロイドの目から転送ビームが。


!!


「ヒロム!!」


ニックが、バイク形態で駆けつけた。

ヒロムと少年を脱出させます。


間一髪(かんいっぱつ)でした。

コンテナは転送されましたが、少年もヒロムも無事です。


ともかく安心する、ゴーバスターズ。

その前に、あの男が。

「フェリシタスィオン(フェリシタスシオン おめでとう)、ゴーバスターズ♪」

「ゲームはクリアですが、勝負はわたしの勝ちです」


エンターは右手を天に掲げた。

「デルタニウムは亜空間へ」

「トレビアン…サリュ」


ノートパソコンを閉じると、エンターは消えてしまいました。


それと共に、人々の仮面は消え、みんな正気に戻った。


「取られちゃった、デルタニウム」


そう言うイエローに、レッドは言った。

「犠牲は出なかったんだ。作戦は成功だ」


少年は、両親のもとに戻りました。

3人して抱き合い、喜ぶ。


それを見つめるリカは、ニックの言葉を思い出していた。

「バラバラになるためじゃない」
「もう誰も、バラバラにしないために」


バスタースーツに身を包んだ弟を見て、リカは思った。

<それが、あなたが戦う理由…>



CB-01と合流し、そのままゴーバスターエースへと変形。

バーニアをふかして、敵の元へと向かいます。


そんな姿を、リカは目を背(そむ)けずに見守った。

「ヒロム…」


ダンガンゾードの攻撃を受ける、GT-02。

胸から激しい火花が飛び散り、コックピットが大きく揺れた。


そこに、ゴーバスターエースが到着。

ブレードを振るいました。

エネトロンを帯びたブレードを受けて、敵がひるむ、


「リュウジさん、お待たせ!」


そんなレッドに、ブルーも通信で返す。

「待ってたよ。やっぱりγは、ゴーバスターオーでないとな」


「うん」と うなずくイエローも交え、コンバインオペレーション発動。


エネトロンのシールド内で、特命合体だ。

ゴーバスターオー、レディ、ゴー!


敵の弾丸を物ともせず、ゴーバスターオーが前に出る。

巨大なソードが、敵の武器を叩き落とした。


エネトロンをインターロックし、出力100%を確保。

まずは疑似亜空間(ぎじあくうかん)フィールドに、敵をとらえる。

そして出た、必殺のディメンションクラッシュ!


さすが、ゴーバスターオー。

タイプγを、粉砕(ふんさい)しました。

「シャットダウン、完了!」


ゴーバスターオー

ダンガンロイド&ダンガンゾード


すべてを見届けた、リカ姉さん。

けわしい表情は、消えていました。

バッグから、スケッチブックを取り出します。



日が暮れようとした頃、ニックとヒロムがもどった。

でも、もう、リカの姿はありませんでした。


「あ~やっぱ言いすぎちゃったかな~」

ニックは肩を落とします。


ヒロムは、ベンチに見覚えのあるスケッチブックを見つけた。

開いて中を見て、にやりと笑いました。

そして言います。

「いや、わかってくれたよ、姉さん」

「ほら」


ニックに、そのページを見せる。


「ヒロムとリカさんと、ご両親か…」

よく見ないまま、ニックはまた落ち込んだ。

「そっか、この日のために。あ~、そういうことだもんなあ」


「これおまえだろ?」

ヒロムはスケッチブックを、ちゃんと見せます。


幼いヒロム、セーラー服姿のリカ、お父さんにお母さん。

みんなの首に、赤い地に白い水玉の、マフラーが巻かれています。

でも、それは水玉ではなかった。

マフラーの先には、赤いヒョウが。

同じように、マフラーを巻いています。

これは、ヒョウ柄(がら)。


「あ? オレ?」と、ニック。

「ああ、ああ、そうだよ」

「おい! あっ!」


あまりに信じられないことだったのか、認識するまで時間がかかりました。

驚いてスケッチブックを手に取る、ニック。

「リカさんがオレを描いてくれた!」

「ハハ、オレだ! アハハハハハ! 一緒にいるよ、バンザーイ!」



家族の一員として認められ、心から喜ぶニック。

ヒロムは言った。

「(ニックの絵は)かわいすぎるな」


リカ姉さんの絵


そして、誰も知らない。

ヒョウが剥製(はくせい)であり、マフラーがその皮を剥(は)いだものであることを。

いや、ウソですけど。






また家族がバラバラになることを怖れていた、リカ。

でも、ニックは言いました。

バラバラになるためじゃない、もう誰もバラバラにしないために、ヒロムは戦っているのだと。


リカにとってニックは、ヒロムをそそのかそうとする憎い相手でした、

でも、今日から、そんな気持ちにも変化が。

リカも、ヒロムも、そしてニックも、

「バラバラにしないために」という気持ちは同じなのです。

やり方は違っても、したいことは同じ。


ニックの努力は、報われました。





特命戦隊ゴーバスターズ バスターマシンCB-01 DXゴーバスターエース




スーパー戦隊の常識 レジェンド戦隊篇




Poche






今週のオマケ。

ゴーバスターズのオマケ

左上:食べるのも、仕事なんです。
右上:サンボテクニック?

左中:策士エンター、人間を使うとはエゲツナイ。
右中:今週のメガネっ娘。

左下:リカ姉さんも、変わりはじめる。
右下:桜田リカ、イラスト展。




来週のゴーバスターズは――

来週のゴーバスターズ

第11話「Mission11 ねらわれたウィークポイント」

エンターが弱点に感づいた?

ターゲットは、リュウジ?

ゴリサキの献身は、届くのか?


ある時はストーカー、ある時は盗聴魔、しかしてその実体は、リュウジを守る愛戦士、ゴリサキ・バナナ、ここに参上! 





CDツイン スーパー戦隊 VS 仮面ライダー






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南方 城太郎

Author:南方 城太郎
生息地:関西
分類:昭和人間
生まれ:
黒電話、赤電話が主流で、冷房は扇風機、暖房は石油ストーブと炬燵という時代


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